飛龍伝
高知から上京した神林美智子(広末涼子)は全共闘40万人を束ねる委員長に抜擢される。
そして、11.26最終決戦の機動隊の配置図を入手するために第四機動隊体山崎一平(筧利夫)の元に潜入する。作戦の為に一平に近づいた美智子であったが、やがてホントに一平を愛するようになる。そして、迎えた11.26最終決戦・・・・

この「飛龍伝」という作品は、好きな戯曲のベスト3に入る作品です。初めて観たのは1990年、セゾン劇場でした。上林美智子役は富田靖子です。このときの衝撃は凄かったです。ホントに泣けました。その後、牧瀬里穂、石田ひかり、内田有紀と観てきたのですが、初演を越えるモノには出会えないままです。
今回、広末涼子が上林美智子を演じています。正直あまり期待していませんでした。しかし、観てみると広末健闘していました。演技もできており、心配していた声も(音響の頑張り?)聞こえました。とはいえ、迫力がいまいちなのは歪めません。
カーテンコールで、広末の妊娠と結婚の報告があったのはご愛敬としても、。春田純一と筧利夫の飛龍伝卒業宣言があったのは残念です。