CVR チャーリー・ビクター・ロメオ
題名のCVRはボイスレコーダー のことです。この劇は実際に起こった6つの航空機事故をCVRに記録された音声元に再現したものである。再現された事故は以下の6つです。
この芝居は総てが現実に起こったことだけに、どのエピソードもセリフの一つ一つが重い。日本航空の場合はニュースで聞いたことのある会話ではあるが、パイロット達がどれだけ奮闘していたのか感じることができる。また、各エピソード毎に国柄がでているというか、日本航空の場合は「頑張れ」を連呼していて精神的な面がでていたと思えば、ユナイテッド航空の場合では墜落して行く最中にもジョークを言っていたのは興味深かった。とはいえ、最後には墜落することがわかっているだけに後味は良くない。
会場のすずなりには、巨大なスピーカが設置されており、音でも臨場感を煽っています。90分程度の比較的短めの芝居であるが、見終った後は非常に疲れを感じました。