非常怪談
舞台は通夜の台所。亡くなったのは長い間入院生活をしていた父親。その為か、割合さばさば雰囲気の家族。親戚やら近所の人に交じって、なにやら怪しいモスグリーンの男達もうろうろ。そして、父の隠し子も現れ通夜の夜はいろいろな出来事がおこる。


怪談というからには、怖い話しと心構えて見始めるも、設定こそ通夜の夜で、なんたなく怪しいものの化(?)河童、座敷童ら彷徨いているが何をするというわけでもなく、芝居も淡々と進みます。笑いもそこそこあって、なんなんだぁと、油断していると・・・・・・。しっかり、怖がらせてくれます。しかも、怖いのは物の怪じゃなくて人間だというところがなんとも。
不思議なものを混ぜているのにそれが表に出てこないで、よくよく考えるとって感じでうまい脚本だと思いました。