!! PERFECT GAME !!
こんなところで、断るまでもなく、パーフェクトというのはボーリングをやるものにとって
特別な点数である。で、これは年間のアベレージが軽く200を超えてしまうような
人でも、出なかったりするので、運が支配する領域がかなり広いと思う。
このパーフェクトをマイボール入手後わずか半年で出してしまったのは、きっと凄い
事なんだろうと思うけど、でも所詮僕はアベレージが190行くか行かないかの
並みのアマチュアボーラー。これは、やはり運の支配する部分がめちゃくちゃ大きかった
のだろうと思っている。例えば、オリックスの星野でも、120km/hrそこそこのストレートと
80km/hrのカーブでたまに完封したりする。で、もし、27回連続で打球が野手の正面に
飛んでくれれば、完全試合になることもあるかもしれない。ストライクが投げられないような
レベルならともかく、こういうことって起こり得ると思う。ボーリングに至っては、ヘッドピンの
右側近くに狙ってなげられる程度の技術があって(何よりレーンコンディションがマッチして)
その玉がストライクを生む幸運が12回続いてくれれば、PERFECTの出来上がり。
これって、もっとうまい人が、レーンを完璧に読みきって、板目1枚のずれもなくボールを
動かして、何度か279点を出した挙げ句に、当然の帰結としてたたき出すパーフェクトとは
ぜんぜん異質のものだと思う。それに、もう一つ、練習で出すパーフェクトと公認の試合で
出すパーフェクトとでは、メンタルスポーツであるボーリングにおいては、雲泥の差が
あるだろうし。というわけで、一度出たパーフェクトなんてのは、ボーリングの技術においては
あんまり僕の中の財産になってない。
でも、やっぱり、ハウスボールではまずパーフェクトは出ないだろうと思うから、一生懸命
やったご褒美としては出来過ぎの贈り物をもらえたなと思っているし、なんだかんだいって、
十枚も印刷してもらったスコアシートは宝物になってるんだけど。それに一度経験しておけば
次にもっと大事な場面でチャンスが巡ってきたときに、少しは気分が楽かもしれない。