今更ながらのスポーツは共通言語

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テニスを始めてからアメリカに来るまでの4年ちょっとに渡り、

週末だけのプレイヤーではあるが、ずっとテニスを楽しんできた。

当然アメリカに居る間にもテニスの技術を磨きたいし、何よりも夫婦で一番気軽に楽しめるスポーツ、

ということで、こちらに来てからも冬の間を除き、ヒマのある週末はテニスに勤しんでいる。

とはいえ上級プレイヤーたちに囲まれていつも試合でヒイヒイ言っていた会社時代と異なり、

アメリカでのテニス生活はラリーなどの練習Only、時間も随分短めである。

普段は基本的に妻がヒッティングパートナーであり、たまに周りの日本人の人たちと一緒に打つこともある。

会社時代は練習をせずに試合ばかりやっていることに、疑問を感じたりもしていたが、

アメリカに来てひたすらラリーをする生活のなかで、いわゆる試合勘がなくなっていくのも不安である。

ところがここ最近、この状況が急激に変わり始めた。

まず我が研究室に韓国人のポスドクがやってきたのが最初のきっかけになった。

韓国人は毎週日曜日の夕方(教会に行った後らしい)に集まりテニスをやっているのだが、

彼が縁で、タイミングが合ったときに一緒に試合をしたり練習をする機会が出来た。

またこれとは関係ないのだが、先日突然、中国人と(多分)ドイツ人の二人連れに、

試合を申し込まれたり、隣のコートで練習をしている中国人コンビに試合を申し込まれたり、と

対外(?)試合のチャンスが立て続けにやってきた。

前出の中国人はテニスコートで良く顔を合わせるいわゆる常連さん、後出の中国人は片割れが

研究所のビル内での顔なじみとそれなりの伏線はあったのだが、話したことも無いし、

名前も知らない人たちと、まずテニスの試合をして知り合いになるというのは実に感慨深かった。

それ以降、彼らとシングルスの試合をしたり、練習で打ち合ったりと交流は深まりつつある。

相手が外国人だということは別にどうでもいいのだが、それなりにレベルの高いテニスをする人たちと

コートで知り合い、試合をする、ということはテニスプレイヤーの冥利に尽きると思う。

ところで、なんでアメリカ人が全然登場しないかというと・・・

UMassのコートでテニスの上手いアメリカ人をまず見かけない、というのが答え。

真剣に熱心に練習しているのは何故かアジア人ばかり、というのも面白い。

 

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