FOOD 2
FAT FREE
アメリカ人は、とにかく、○○ FREE とか LOW ○○ が 大好き。
食料品売り場に行くと、ありとあらゆる食品にこの文字が躍っています。
乳製品、お菓子、肉!・・・とにかく、なんでも。
トマトピューレも全メーカー、”FAT FREE”の表示。
トマトに脂肪なんか入ってるんかい!という、ツッコミは誰もしません。
で、low fatに安心して、32oz(1L)のアイスクリームを
一人で食べきったりするので世話ありません。
脂肪に敏感なので、当然肉は、霜降り(マーブル)の方が安いです。
和牛なんて、きっと彼らには毒の塊にしか見えないんだろうな。
FAT 以外にも、良く見るのが、
caffeine、sodium、potassium
大学の学食でも、セミナーのコーヒーブレイクでも、
必ず、通常のコーヒーと同じ量の、de-caf(脱・カフェイン)が用意されています。
もちろん、コーヒーの自販機でも。
これに、low fatの牛乳やnon diary(牛乳じゃない)を入れて、
でも、結局砂糖を馬鹿みたいにほうり込むので、なんのこっちゃ。
ま、彼らは緑茶でも大量に砂糖を入れますから。
しかし、僕が今テーマで扱っている、超臨界流体の技術は、
元来、コーヒーの脱・カフェインや油の脱・コレステロールなどで、
注目を浴びたのが始まり。
というわけで、アメリカ人の良く理解できない健康志向も
立派に科学技術の進歩に貢献してるじゃないかと思う今日このごろです。