ふにふに世界設定

★世界
 この世界はフェアリースターといいます。地球の2/3くらいの星です。
 だいたい8割を海で覆われ、そこに5つの大陸があります。宇宙からみると、淡い緑色のとてもきれいな星です。
 大気成分は地球とほぼ一緒で、気候は全体的に温暖。気象も安定していて、そのため嵐らしい嵐もめったに起きません。
 大陸のほとんどは森林と草原で覆われています。湿気がかなり結構多いため、砂漠とかはあまり無いようです。
 地球では絶滅した恐竜とかもいます。また地球とは進化の系統が違うので、へんな動物もいっぱいいます。全体的に小型の動物が多いようです。
 赤道付近にある、とても大きい木(約1000mの高さがあります)は神聖大樹といわれ、そこには3人の神様がすんでいます。

★妖精族
 この世界の、いわゆる人間にあたる種。
 身長20〜40cmくらいのとても小さい種族で、やけくそに平和でほのぼのとしたやつらです。
 非力な種ですが、知能はかなり高く精神力も強いです。
 あと指先がちょっと短めのわりには、とても器用です。
 自然と対話でき、動物とも心で話せます。一部には、聖霊魔法という特殊な能力を持つ者もいます。
 そのため、彼らは自然の守護者として、神に作られたと言われています。それを知るかのように、猛獣たちも彼らを襲う事はほとんどありません。
 平均寿命は60才前後、またそれほど多産ではないので、数が増えすぎる事も減りすぎる事もないようです。だいたい世界全体で1億くらいの人口です。
 容姿や生活の違いで、4つの種族に分けられ、それらの混血もいます。
 基本的に雑食性で、食べられる物は何でも食べます。
 住居もちゃんとした家や、木のうろを改造した物など、いろいろあります。種族によって偏りはあるようです。
 文明文化レベルは、中世程度で落ち着いてます。
 この世界、神様が存在してるので(あまり干渉はしないそうですが)宗教はほぼ完全に統一状態です。

 彼らは頭が大きく、手が頭の上にちゃんと届かないせいか、頭を撫でられると、とても気持ちが良いらしいです。

★妖精族2
 妖精族は大別して、特徴的な耳を持つ耳族。角を持つ角族。空を飛ぶ羽を持つ羽族。尻尾を持った尾族の4つに大別されます。
 ただし尾族には水の中で生活している、水棲尾族という特殊な種族がいます。
 種族によって得意な魔法や能力、生活場所が違います。

 生活場所は耳族は草原等の広い場所です。角族は洞窟や崖等の岩場を好んでいるようです。羽族はいつでも空に飛び立てるように、山等の頂上付近や木の上が主です。尾族は森の中で主に生活しています。水棲尾族は当たり前ですが海とか湖などの水中です(ただし深度100m以内です)。
 耳族は耳がとてもいいです。また脚力があり直線的な移動ならば、おもいっきり速いです。
 角族は手先が器用で、穴等を掘ったり物を加工したりが得意です。また体が他の種族に比べると、かなり丈夫で腕力もあります。
 羽族は背中に生えた羽で自由に空を飛べます。高空から見下ろす事が多いためか目が抜群にいいです。
 尾族は嗅覚や味覚が優れています。料理や薬の調合等も得意です。尻尾のおかげでバランス感覚が優れていて、複雑な動きができます。木のぼりも得意。
 水棲尾族は水中呼吸が可能で、泳ぐのが得意です。わりとオールマイティです。

 基本的に、羽族と耳族は波音魔法、角族は真書魔法、尾族は香覚魔法が基本的には得意です。
 まあ例外はあり、角族で波音を使う者や耳族で真書を使える者もいます。
 また尾族でも水棲尾族の場合、波音魔法や真書魔法を得意する者も多いです。
 魔法でも光彩魔法はかなり特殊で、種族依存性が無いかわりに、めったに使える者は生まれません(王族等に使える者が生まれやすいという偏りはあります)。

★女神
 この世界には3人の神がいます。三人とも女神で姉妹です。
 長女の女神がウェル、次女の女神がミディ、末娘がレアといいます。
 3神とも、神聖大樹の頂上にある、神殿に住んでいます。
 姿形は、妖精達と違い、8頭身のすらりとした美しい姿です。
 (姿は、そのうち発表します)

 彼女たちが、それぞれに司るものは、以下の通りです。
 ●ウェル :創造    、誕生、光 、夏 、空、風
 ●ミディ :調和    、生活、黄昏、春秋、海、水
 ●レア  :破壊(再生)、死 、闇 、冬 、地、土
 大抵の神殿には、彼女達の像が並んでます。
 像の並びは、中央がウェル、右がミディ、左がレアとなります。

★聖霊魔法
 聖霊魔法とは、妖精達が使える魔法を総称したものです。
 ティスが使う光彩魔法の他、音の波を使用する、波音魔法。
 香りを使用する、香覚魔法。文字を利用する、真書魔法など4種があります。
 それぞれに特性や効果の違いがあります。
 また特別な能力が必要なのか、力が相反するのかどうか謎ですが、この4つの魔法を複数使える妖精はほとんどいません。

 同レベル術者の場合の力関係
 攻撃系 :光彩>波音>香覚>真書
 防御系 :真書>光彩>波音>香覚
 回復系 :香覚>真書>波音>光彩
 発動速度:光彩>波音>香覚>真書
 影響範囲:香覚>波音>光彩>真書
 持続性 :真書>香覚>波音>光彩

★魔法の補足かな?
 魔法は自然界の力を一旦術者の体の中に集め、発動体にシンクロさせながら再構成し、魔法力として術者の手(指)から起動します。
 ちなみに、光という瞬間的なものを使う光彩魔法は、瞬時に力を集める必要性があるために、術者の能力がよほど高くないと使えません。
 光彩魔法を使えるティティは、けっこうとんでもない存在だったりするんです。

★発動体の種類
 光彩魔法: 宝石、鏡、蝋燭等、光を発生するか反射する物
 波音魔法: 楽器、鈴、時計、鐘等、音が鳴る物。
 香覚魔法: 香水、花、料理等、香りや味覚のある物
 真書魔法: ペン、筆、ノミ等、文字を書ける物

★光彩魔法師
 この世界に4つある聖霊魔法の一つ、光彩魔法を使える者という意味。
 光彩魔法とは、光の強弱、色、動き等を組み合わせを使う魔法で、見た目もかなり派手な魔法です。
 ただしこの魔法を使うためには、光を発光する発動体が必要です。
 ティスは、胸のリボンに付いている、宝玉を発動体として、この魔法を使います。
 魔法発動速度は瞬間で持続性はほとんど無し。
 効果範囲は見えている範囲総てです。

★波音魔法師
 この世界に4つある聖霊魔法の一つ、波音魔法を使える者という意味。
 波音魔法とは、音の強弱やリズムの組み合わせを使う魔法で、やたらうるさい魔法です。
 この魔法を使うためには、とにかく音を発生する発動体が必要です。
 ルナは歌と、胸の大きな時計(歌えない状態の場合)でこの魔法を使います。
 魔法発動速度はかなり早い部類で、また光彩と同じで持続性はほとんど無し。
 効果範囲は音が聞こえる範囲総てです。

★香覚魔法師
 この世界に4つある聖霊魔法の一つ、香覚魔法を使える者という意味。
 香覚魔法とは、香りや、味等を調合して使う魔法で、わりと地味な魔法です。
 この魔法を使うためには、香りの発する物、もしくは相手に食べさせる食物などの発動体が必要です。そのため生物以外には効果がありません。
 魔法発動速度はかなり遅いのですが、その分持続性が長いです。
 効果範囲は香りを使う場合は香りが届く範囲。食物を使う場合は食べさせた人のみ効果があらわれます。
 この魔法を使える者は、その魔法の性質上、料理等がうまかったりします。

★真書魔法師
 この世界に4つある聖霊魔法の一つ、真書魔法を使える者という意味。
 真書魔法とは、特殊な文字や絵の組み合わせによって行う魔法です。
 この魔法を使うためには、文字を書く道具という発動体が必要です。
 魔法発動速度はもっとも遅く速効性はないが、そのかわりに持続性はもっとも長いです。
 効果範囲は文字が書かれた物、単体です。
 この魔法を使える者は、主に技術職(鍛冶屋、織物等)に多く存在します。

★巫女
 巫女は、神とシンクロし言葉を伝える能力を持っています。
 この世界の神は女神なので、性別的にシンクロしやすい女の子が巫女になることが多く、性質上魔法が使える者が多いです。
 巫女の額には、シンクロしやすくするために、魔法的な紋章が描かれています。

 神託は自ら自発的にはおこなう事はできません。
 しいていえば、突然神から一方通行の電話がかかってくるようなもんです。
 その為に、普段はお悩み相談のような仕事をしています。

 巫女の能力を持つ者は、まれにしか生まれないために、とても大切にされています。
 ちなみに、この世界のすべての巫女をあわせても、100人程度しかいません。

 ティティの国でも、ユーリィしかその能力を持っていません。

★忍術
 東方の国で編み出された、魔法とは違う特殊技能です。
 主に体術を駆使した技が主で、その為に習得には抜群の運動能力と、バランス感覚が必要です。
 武器の扱いにも長け、特殊な武器である、手裏剣、苦内、忍者刀等を自由に使いこなします。
 また、土遁、火遁、水遁等、忍法と言われる、魔法に似た術を使えますが、これは魔法のような超常的な物ではなく、特殊な道具や体術を駆使する事によって産み出されています。内容的には戦闘や隠密行動用に作られたものが多いために、攻撃系、隠行系が術の大半をしめます。

 この世界は、そもそも争い等が極端に少ないので、このような戦闘的な技能は、かなり珍しい存在です。なんの為にこのような戦闘技能が作られたのか自体が謎です。
 元をたどれば神話時代から伝わってるらしいので、はるか昔に、何かと戦う為に編み出されたものなのでしょう(ちなみに、剣術等も似たような存在)。

★魔法機械
 科学と魔法が結び付いた、新しい機械です。
 魔法力を動力する機械で、リーンの師匠が最初に開発を成功しました。
 通常の機械よりも、ずっと高性能で滑らかに動くのが特徴です。

 小さな物は、真書魔法だけで動きます。
 ただ、大きな物を動かす場合や、長時間の動作に関しては、真書魔法だけではパワーが足りず、操作する人の魔法力が必要となります。

 つまり魔法機械は、真書魔法で作られた太陽電池のような物で、自然界から魔法力を集め動くのですが、それで集める量には限界があるため、大きな魔法力が必要な物は、魔法力不足となり、外部電池としての操縦者の魔法力が必要ということです。

★服、織物
 彼らの服や織物は、木綿と絹のような物で織られています。
 木綿はこちらの世界とほぼ同じです。
 絹の様な物は、銀羽虫という銀色の羽を持つ虫の繭を作る為の糸から作られます。
 この銀羽虫の繭の形はカイコとはちょっと違う形ですが、糸自体の性質は良く似ており、多少カイコの糸よりも細く軽いのが特徴です。
 これらの加工は角族が得意としています。

★数字
 この世界も基本は10進数を使っています。
 彼らも5本指ですから、数を指をおりながら数えると、自然と10進数になっちゃうのである。

★貨幣
 銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨があります。
 単位はジンです。
 銅貨が1ジン    、大銅貨が10ジン
 銀貨が100ジン  、大銀貨が1000ジン
 金貨が10000ジン、大金貨が100000ジンにあたります。
 7mm(大で1cm)くらいの真円の状の形のコインで、中央よりもちょっと上の部分に糸通し用の穴があいてます。