個人的な映画鑑賞の悩み・・・


 この間、話題の「マトリックス」を観てきた。 今までにない映像センスで映像だけでも一見の価値のある映画で、結構楽しめた。
 しかしながら、私には映画鑑賞時に 個人的な悩みがある。今回はその事について話してみる。

 映画を楽しむためには、 映画好きってことはもちろんだが、 字幕が読める程度の視力が最低限必要である。
 私は中学あたりから、視力が落ちだし、今や眼鏡がないと 字幕が良く読めない状態なのである。 当然、 眼鏡がないと楽しみは当然 半減する。私の悩みはこの 視力の問題に密接に関係している。
「視力が悪い人ぐらい世の中にゴマンとおるわい」って言われそうだが、私の悩みは そこらへんに転がっているような 普通の悩みのではないのだ。

 結論から言うと、私の眼鏡は フレームのど真ん中(眉間あたり)から ぷっつりと折れているのだ。
 これがなかなか厄介で、その フレームをくっつけるのが相当大変なのである。 多少折れた部分に面積があるので、そこを アロンアルファーを付けて接着しようとするが、 そう 簡単にはくっついてくれないのだ。
 これを鑑賞ぎりぎりにすると、 有無を言えないプレッシャーが私を襲い掛かかる。 そもそも、 瞬間とか言いながら固まるまで 結構時間が掛かるもんなのだ。 だから、仰いだりして、 必死に乾かす。
 しかし、苦労のすえ 間に合わない場合、双方を持ち、 虫眼鏡を見るように両方で持つ事になる。 簡単に言えば 「兄さん頭が痛いよ」みたくなるわけだ。
 それはそれで 手が疲れるため、眼鏡同士が接着できない場合は 最終手段を使う。 つまり、無理矢理 くっつけたまま、頭に装着するのである。すると、 かなりの高確率で額と眼鏡が接着してしまう。
 で、眉間にアロンアルファーが付くと、これが 実に目に染みる。 映画序盤なのに ロマンチックに泣いてたりするわけである。

 しかしながら、この眼鏡も使いようによっては とても面白くなる。たとえば、なんか待ってて並んでる時に眼鏡が するっと地面に落ちると 接着力が弱い為 簡単に折れる訳だが、 事情を知らない他人がこの折れる様を見ると 物凄い良いリアクションを見せてくれるのだ。 そのリアクションを見ただけでも 「してやったり」になる訳である。


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