今回はへぼい
「食われ俳優」について考察。
基本的に主役は目立つ。脇役も
主役を際立たせストーリーに深みをだするために存在している。大体は
「いいやつ」と相場決まっている。
「逃亡者」って映画もそうだ。この映画は、頭にハリソン・フォードが付いて、「
ハリソン・フォードの逃亡者」という邦題が付いている。
蓋を開ければ、助演のトミー・リー・ジョーンズがオスカーを取っている。
正にハリソン・フォードは
食われている訳だ。
#ハリソンのファンなんで、ちと悲しいが・・
他に「ギルバート・グレイブ」でも、その時若き俳優
レオナルド・ディカプリオに
ジョニー・デップは食われている。
そうだと思っていれば、最近の「タイタニック」のディカプリオも監督の
ジェームズ・キャメロンに
食われているような気がする。
食うか食われるかの世界
なのだ、主役だと思っていると、「ブラック・レイン」の
マイケル・ダグラスみたいな
エライ目にあう。
あの映画は正に松田優作が全ての俳優・監督を食っていた。
あの時の松田優作が凄いのだ。
だから、マイケル・ダグラスが
「オイオイ、ちょっとデブってるで、オイ!なんか、走ってるけど、苦しそうやで!オ〜イ!」
って訳ではない。
なんにせよ、同じ共演者が凌ぎを削ることによって、その作品自体の質も向上するもんである。
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