忙しさとはなんだ?!


 なんとなく、映画と関係のない事を語ってみよう。今回は、まさにそれ。

 どうも、先週は忙しかった(4/25日付け)日記みたくなるが、忙しかった。 一応、私はコンピュータ業界の人だ。どうもこの業界は 残業が多い。 予定した帰宅時間が後ろへスライドすることなんてザラである。
 別に 残業が多い=忙しい って訳ではない(私個人)。今週の忙しさを語る前に、まず、バイトの時の事をお話しよう。

 私は大学の時、居酒屋の厨房でバイトをしていた。 とにかく忙しい 。ちょっとデカイ居酒屋だったんで、ごっつい忙しい。
土曜とか飲み会で50人くらいで打ち上げをしたとすると、他にも人がいて、 わーわーうるさいはずだ。その裏では、 我らがその料理を作っていた。
 厨房では、揚げ物、刺し身、串焼、炒めもの、煮るもの、など、パーツごとに分かれて、 パーツごとに分かれ、各パーツ二人ぐらいいた。
 土曜ともなると、コース料理みたいなものがあって、フリーの客の料理も作らなければいけないため、 これだけ って考えて作っていると、とても手がまわらない。 7時のコース料理を作りながら、その横のコンロで やきそばを作り、そのまた横で もやしいためを作って、オーブンの中で ピザを焼きながら、 7時15分の予約を考えつつ、今ある 食材の補充のタイミングを考え、たまっている オーダーの作成順序を考えている。
つまり、 全て同時進行 なのである。しかも、料理を出す制限時間はだいたい 30分。 これを超えると客はさすがにムッ!としてしまう。
 私が今でも思う忙しさはこれなのだ。

で、コンピュータ業界に話を戻すと、この業界では、 同時にそこまで仕事が入ってこない。しかも、納期がずいぶん後だったりするんで、 忙しいという感覚 っていうものはほとんどない。
 「忙しい」って言う人もいるが、 ほんとに忙しいなら、そんな愚痴なんか言わない。愚痴を言うぐらいなら、 手を動かすもんだ。 バイトの時は分単位で状況がころころ変わって行くので、「忙しい」よりも、仕事が終わってから 「あ〜、忙しかった」って言う場合が多い。
ただ何もせず「忙しい」って言うのは、 実に説得力がない。

 そこを踏まえて、今週忙しかったのは、 「明日まで」「今日まで」「今週末まで」 みたいな仕事が入ってきた上に、環境が ニセモノだったり、 障害改修 が急に入ったり、盛り沢山だったためだ。
 しかし、全てをやりおわった後は、なんとも 清々しいものだ。
 なんなら、 回る椅子の上に上がり、 「うっほぉ〜〜〜〜い」と叫びながら、 ぐるぐるぐるぐるぐるぐるっと回りたい もんだが、さすがにそれをすると、 イタイ奴 になってしまうので、心にそっとしまっておく。
 忙しいながらも充実していたんかいなと思う今日このごろである。


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