平成8年度・主将の言葉

作:前→元主将

 今年の卓球部は戦力的に充実していた。
 しかし春のリーグ戦では接戦の末敗れ、待望されていた4部復帰は適わず、試合内容でも戦犯である主将は周囲に大ヒンシュクを買ったのだった(^^;)
 それから数ヵ月が経って、秋のリーグ戦...卒業生と新入生の入れ替えによって戦力が大きく変わる春と違い、春の結果通りの実力順となることが多い。
 当然、我が卓球部は全勝で4部最下位との入替戦へと臨んだ。
 秋の入替戦は、春に弱いチームが全て落ちてしまうので、春ほど楽に勝つことはできない。4部最下位4チームのうち、くじ引きで主将が引いたのは、最も強い大学(^^;;)
 そこはそれ、楽観的な主将は『負けるわけないじゃん』などと高をくくってたわけで、試合が進行して、勝つための絶対条件?であるダブルスを落とした時の、OBやチーム内の雰囲気の言い表せないような暗さに、私は笑い出しそうになるのをこらえるのに必死だった。なんせ2対2となってラストの、期待されていない主将(私)に全てがかかっているんだから...(笑)
 1セット目、12本で楽に取る(^^)
 2セット目は取られた(;_;)
 ファイナルセット...
1セット目を余裕で取ると負ける...というジンクスが頭をよぎる。予想通り(爆)中盤までリードを許してしまう。
「せっかくやったのに...やだなぁ...ここまでなの」
しかし、ここから奇蹟が始まった。
全く攻撃せず相手のミス待ち卓球が(後ろ向きな卓球ともいう...)、相手のミスを誘い始める。
 19-19 オール。
自軍ベンチの心ある部員は、密かに爆笑の渦。
さらに相手のミスで20-19...
そして...敵は、スマッシュをネットにかけた!!
 −試合終了−
主将の演じた奇蹟の価値は...4部昇格を主将最後の試合として飾ったのでした。






もどる