ここでは主に「青空子猫 for Silverlight4 バージョン2.x」の表現機能について説明します。
 表現機能は、評価モード(Web実行)版・フル機能版どちらも同じです。

 評価モード(Web実行)版では 
 本棚への作品の追加・削除機能が省略されています。
 TOPページ にて、評価モード(Web実行)版の青空文庫20作品の読書を今すぐお試しいただけます。
 フル機能版では 
 青空文庫の作品を簡単に追加できる「青空文庫ブラウザ」や、ご自分で用意したファイルの読み込み機能が使用できます。
 フル機能版は、こちら の手順でコンピュータにインストールすることでお使いいただけます。
 ※フル機能版をお試しいただき、気に入っていただけましたら、青空子猫をご購入ください。ご購入方法は、こちら でご案内しております。

■ 特長

■ マウスでもタッチ操作でも使いやすいユーザーインターフェイスでデザインされています

 Windows スレートPCなどの、タッチ操作が前提の機器でも快適に読書できます。

■ JIS X 4051 日本語文書組版要件に積極的に対応しています


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  • ルビ
     親文字に対して振られたルビの文字数が多いときは、ルビが窮屈にならないように親文字の間隔を広げます。
     また、行の折り返しで一連のルビが別の行に分割されてしまうことがないように、ルビの禁則処理も行います。
  • 行末位置の自動調整
     行末の文字位置が綺麗に揃うように、位置調整が可能な文字を調整します。
  • 折り返し行頭天付き
     段落1行目の先頭が括弧の場合は「二分アキ」というルールで配置し、段落2行目以降の先頭に括弧がくる場合は「天付き」というルールで配置します。
  • 約物(括弧・中点・句読点など)連続時の文字間隔調整
     終わりカギ括弧の次にすぐ始めカギ括弧がくる、のように約物文字が連続で配置される場合は、個別の調整ルールに従って配置します。

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  • 傍点処理
     文字の強調の方法として、傍点処理を行います。
     傍点・白ゴマ傍点・丸傍点・黒三角傍点・三角傍点・二重丸傍点・蛇の目傍点に対応します。

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  • 縦中横
     1文字または2文字の半角数字・感嘆符・疑問符は、組版指示がなくても自動で判断して文字を回転し、読みやすくなるようにします。
     また、青空文庫タグで指定された縦中横指定にも対応します。

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  • JIS X 0213:2004 第三水準・第四水準の漢字表示に対応
     シフトJISでは第三水準・第四水準の文字は表現できないものがあるため、青空文庫では「面区点番号」と呼ばれる表現に置き換えられて記述される場合があります。
     この指示は、※[#「飮のへん+稻のつくり」、第4水準2-92-68] のように記述されます。
     これらの文字について、JIS X 0213:2004で表示が可能なものは、適切な文字で表示します。
     また、「サロゲートペア」と呼ばれる処理が難しい4バイト文字にも対応します。

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  • 「くの字点」(踊り字)の処理
     「くの字点」と呼ばれる踊り字に対応します。
     ルビ内で使用されている場合も表示できます。

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  • 文字間隔の自動調整
     ダッシュ(―――)・くの字点などは、いつも文字がつながるように調整します。
     また、ダッシュが行の折り返しで分割されてしまうことがないように、禁則処理も行います。

  • 行頭・行末の禁則処理
     行末の禁則処理(行末に始めカギ括弧などが配置されることを避ける処理)と、行頭の禁則処理(行折り返しの都合で行頭に終わりカギ括弧や句読点などが配置されることを避ける処理)を行います。

  • 字下げ・地付き・字上げ・折り返して字下げなどのインデント処理
     指定文字数だけ下げて表示する「字下げ」、下寄せでレイアウトする「地付き」、下寄せレイアウト後にして文字数だけ上げて表示する「字上げ」、1行目の字下げと2行目以降の字下げ数を違えて設定する「折り返して字下げ」など、インデント処理を行います。

  • 挿絵の表示
     zip書庫内に含まれる挿絵画像を表示できます。


  • ■ 本文画面の設定機能でできることについて
     本文の表現機能は、本文の設定画面で調整できます。
     また、読書中にしおりを挿んだり、読書を中断したり、別なページにジャンプする機能も、本文画面の設定画面から行うことができます。



    作品を読む画面のデモです。
    縦書き・横書き・フォントの変更・背景色の変更・任意位置にジャンプなどの操作を行うことが出来ます。


     本文画面の設定画面を開くには 
     本文を表示しているときに、画面の中央をクリックするか、ESCキーを押します。
     ※ESCキーを押しても何も起きない場合
     Silverlight4では、アプリの画面を一度クリックすると、キーボード入力がアプリに伝わるようになります。アプリの画面外をクリックすると、キーボード入力はアプリには伝わりません。


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    「書字方向・文字処理」に関連する説明

     横書き表示と縦書き表示について 
     文書の書字方向が変わり、ページめくりの方向が変わります。
     横書き表示の場合、下カーソルキーで次のページへ進み、上カーソルキーで前のページに戻ります。
     縦書き表示の場合、左カーソルキーで次のページへ進み、右カーソルキーで前のページに戻ります。

     本文画面での ※[#判読不可、30-16] のような表示について 
     青空子猫が処理しない(処理できない)青空文庫タグは、デフォルトでは灰色の文字で表示されます。この表示を行いたくない場合は、「処理対象外タグを表示する」のチェックをオフにします。


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    「フォントと大きさ」に関連する説明

     使用可能なフォントについて 
     こちら で説明しています。

     表示効果について 
     通常は、「太文字(A)+アンチエイリアス」が最適な表示結果を得られます。


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    「文字色・背景色」に関連する説明

     色定義について 
     ユーザにて任意の色定義セットを追加できます。追加数の上限はありません。

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    「ブックマーク」に関連する説明

     赤いしおりについて 
     文字が赤いしおりは、自動しおりです。削除すると、その作品が未読扱いに戻ります。


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    「ジャンプ」に関連する説明

     キーボードでスライダを動かした場合 
     スライダをクリックすると、そのあと別な場所をクリックしない限り左右カーソルキーでスライダを移動できます。
     左右カーソルキーを押すと、0.5%の移動を行えます。



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