READ OR DIE

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作品★★★★☆
英語吹替え★★☆☆☆
READ OR DIE(R.O.D)
DVDデータ:日本語・英語字幕音声(2.0 Dolby & 5.1 Dolby) 。1話〜3話の90分収録。リージョン1。推奨13才以上。定価 $25.49。2003年5月発売。

ディープ
あなた、バカでしょう。
You're an idiot, aren't you?

ちょっとは、後先考えないの?
Don't you ever think about the consequences?

命よりも本が大事?
Is that book more important than your life?

…フッ。

でも、まあ、使えないバカじゃなさそうね。
But at least you're not a useless idiot, after all.


手を差し伸べるディープ
以前の経験から、ディープの手をつついて確かめる読子。
ディープは読子の手を握り、持ち上げる。
自由の女神の頭の部分に、腰掛ける二人。

読子
ありがとうございます。ミス、ディープ。
Thank you very much Miss Deep.

ディープ
ナンシーよ。ナンシー・マクハリ。
Nancy, Nancy Makuhari.

読子
えっ、でも…
Eh? But...

ディープ
もう、いいわ。正直わたし、そのコードネームが大嫌いなの。
It's fine now. To be honest, I hate that codename.

かわいくないし。
It's not cute at all.

読子
私、読子です。読子・リードマン。
I'm Yomiko, Yomiko Readman.

ディープ
聞いたって。
I heard that before.


映像特典として、監督、脚本、キャラクター・デザイナーのインタビューが収録されていました。
英語通訳がついていて、たぶんアメリカでのコンベンションにお三人さんが招待された際に撮影されたインタビューと思います。
その中で、興味深かった発言をいくつかとりあげます。

・R.O.Dはまだアメリカでは(2002年現在)発売されていないのに、人気がありびっくりした。この作品を知っている人はいるのかな、と不安をもって来たので、読子のコスプレをした人が何人もいて感動した。
・作中ではあえて登場人物は決めポーズをしていない。かっこ悪い、というのをつきつめていくとかっこいいものに見える、というのをR.O.Dでは作った。
・最近のアニメは、テーマ性がある作品が増えてきた。そういう中、こういうのがあってもいいんではないかと、純粋な娯楽として作品を作った。

1話,紙飛行機を使ったアクション・シーンの演出はすごかったが誰が考えたのか?という質問に、おもわずしてやったりという感じでグット指を立てた舛成孝二監督が印象に残りました。
- 2003.6.4 更新

読子
絶対に手を離さないでくださいね!
Don't let go of my hand. No matter what!

ナンシー
わかってるって。
Don't worry about me.


絶対に手を離すと思いました。
話の流れから。
それでも、別れのシーンは見てて泣けてきました。

上の台詞の後、読子はナンシーの手をつかんだまま、外へ飛び出そうとするのですが、 ナンシーは、機体から手を離そうとしません。 怪訝そうにナンシーを見あげる読子。

あの一瞬、ナンシーは別れを惜しんでいたんですね。
思い返せば、二人が出会った1話の握手のシーンで見せたナンシーの茶目っ気は、 この二人の別れのシーンへの伏線のように思えます。

R.O.D。いいものを見せていただきました。

- 2003.6.11 更新