Let'sぬぷぬぷ 9巻
購入日 2000年01月23日
作者 三ツ森あきら
お値段 390円+消費税
出版社 講談社
おすすめ度 ★★★★
週間少年マガジンで連載していた、「Let'sぬぷぬぷ」の最終巻です。1998年には深夜の時間帯にテレビ放送までされました。
もっともテレビ版はあまりおもしろくありませんでした。というのも、この本はもともと1ページ1話の短編集みたいな物であり、テレビにするには無理があったのでしょう。 とテレビ版の批評はこれぐらいにして、コミックの批評をしまひょう。
はっきり言っておもひろいです。ちょっとエッチ、ちょっと危ないマンガ。一言でいえばこんな感じです。買って損はしないでしょう。ただし、猫好きな人は見ない方がいいです。第一巻からほぼ毎週で続けている「スシ猫」は二回に一回は殺されます。
それから残念なことですが、単行本収録にあたり、カットされたり、手直しされた作品が多数あることです。あとがきで作者も書いていますが、「設楽先生」の未来編や「デブナイ君」「アブナイ君」がカットされ、代わりに(?)「スシ猫」のエンディングが書かれています。カットされた作品を収録する単行本をぜひ発売してほしいです。
それから、「スシ猫」のエンディングが書かれたためだと思いますが、週刊誌上での最後はテレビ編の最後と同じように「Let'sぬぷぬぷ」のテレビ収録が終わった、という風景が書かれていました。「スシ猫」の着ぐるみを脱いで、役者さんがお疲れさまでした、とか言っているのが最後のページになっていました。私としてはこれも別の単行本でいいから収録してほしいです。 (2000年01月24日)