ジョゼッペ・シノーポリ指揮
シュターツカペレ ドレスデン

DG 457 587-2

録音日 1997/3
ドレスデン

別にこれといった不満やら 欠点があるわけではないのに なぜか心に響かない演奏ってありますよね?
無機的であってはいけないなどどは思わないし、浪花節でも構わないのです。
でもなぜか楽しめない、浸れない、感動もしない。。。何が足りないのだろう。。。? と。。

で、いろいろ考えたのですが、この演奏に足りないのは「雰囲気」ではないかと思います。
ブル9を感じさせるような雰囲気に乏しい。。。。
ジャケットを見ていて感じたのが「シノーポリの」がブル9の「雰囲気」じゃないんじゃないかな〜〜なんて、、、ま〜それは冗談ですが。。。。。。

この雰囲気なんて言葉はとてもあやふやで申し訳ないのですが、このサイトをご覧の皆様なら ご理解いただけると思います。
じゃ 雰囲気のある演奏は誰だよ! との声が聞こえてきそう。。。。

シノーポリって方は 私の記憶が正しければ「精神科」かなんかの医者じゃなかったかと思いますが その割には理解に苦しむ事をします。
例えば 第1楽章190小節 クラリネットによる橋渡しがありますが、ここを思いっきり引き伸ばすのですが、これ意味ないですよね。
かと思えば 「管によるコラール」直前の503小節 ホルンのソロは「どうかしました?」と言わんばかりにサッサと通り過ぎます。
これって私の感性のまるっきり逆。。。。「雰囲気」を無くしている原因かも。。

文句ばかり書きましたが、2楽章は抜群!!!二重丸です。
これぞ! スケルツォという快演奏。良いですすごく。
リズムも輪郭も私好み。。。。そう 2楽章に「雰囲気」は要りません。