劇団四季専用劇場オープン

 劇団四季の専用劇場がこの秋浜松町にオープンしますね。四季念願の首都圏の常設劇場という事で、関係者の方々も喜んでいる事でしょう。この劇場、JR東日本との提携プロジェクトという事だそうなので、JRも四季の公演を後援(笑)・宣伝する事となり、一層のファン層の拡大が期待されると思います。
 四季劇場には2つの劇場が併設されるようで、1つはロングランミュージカル主体。もう1つはオリジナル作品やストレートプレイが中心になるとの事で、こけら落とし公演は四季劇場[秋]が「ミュージカル 李香蘭」、四季劇場[春]のほうがディズニーの話題作「ライオン・キング」のロングランになるとの事です。
 さて、首都圏に待望の常設劇場を得た劇団四季、これからどういう方向に進んで行くのでしょうか。この専用劇場の建設という大事業も浅利慶太さん無くしては絶対に不可能であったと思われます。浅利さんの多彩な人脈であるとか企業とのつきあいというのは余人では変えられないものがあったと思います。
 誤解を招かないように(笑)付け加えておくと、時々浅利さんのそのような活動に対して批判的な意見も聞かれますが僕は(皮肉ではなく)商業演劇をきちんと採算のとれるベースまで持ち上げたのはひとえに彼の力量だと思っています。個人的には好きでも嫌いでもありませんが、現在の劇団四季を作り上げた事はやはり称えるべき事でしょう。彼がきちんと利益のでる劇団を維持してきたおかげで(例えそれが企業スポンサーのおかけであっても)今僕たちが素晴らしい日本のミュージカルを楽しめる訳ですから。
 話を元に戻して、浅利さんももう結構なお年ですよね。永遠に四季を指導して行ける訳でもありませんし、劇団は浅利さん亡き後(失礼!)もしっかり商業演劇の雄として存在してもらわないと困ります。多分四季の内部では後継者の育成とかもきちんとやっていると思います。但しカリスマ的な浅利さんの後っていうのは容易では無いと思いますが。

 という訳で僕にはこの「専用劇場の建設」という念願を果たした後、浅利さんが後輩に後をゆだねるような気がしてなりません。といいつつあの浅利さんの事ですから静かにはしていないと思いますが。。。。
 専用劇場の建設、これは四季がこれからもずっと繁栄し続けるよという浅利さんの強い意志と希望の固まりのような気がします。
 (また反論の多そうな内容を書いてしまったな。。。(笑))
(98/07/06)
レ・ミゼラブル7月4日夜の部

 行って来ました、レ・ミゼラブル7月4日夜の部。この日のキャストは滝田栄さん、村井国夫さん、鈴木ほのかさん、島田歌穂さん、早見優さん、石井一孝さん、山形ユキオさん、夏木マリさん、森田浩貴さん。今回の東京リターン公演3回観劇コースの2回目です。座席は1階B列34。今まで何回も見てますが記憶が無いほど良い席です。実はこの日の昼の部を取ろうと思っていたのですが、電話が通じた11時半頃には昼の部は2階席後方しかありませんと言われてしまいました。そこでふと「夜の部はどうですか?」と聞いてみると前から2番目が開いているとの事。なんでこんなに違うんでしょうか?どなたかご存知の方がいらしたら教えてください(笑)。
 という事で堪能してきました。早見優さんも一年前に比べるとだいぶ上達されましたね。最初はあんまり評判が良くなかったのですが、これならいいかな。あとは声量だけですね。滝田バルジャン、さすがですね。僕の好きな暖かみあふれるバルジャンでした。またどの役者さんも公演が続くにつれてどんどん声が出てくるような気がします。限界知らずの声っていうところでしょうか。最後のフラワープレゼント、今回はとれるかなと期待していたのですが、うまくとれませんでした。そしたら最後に投げてくれたアンサンブルの女性の方が一緒に行った女性二人の方を向いて笑顔で狙って投げてくれました。感謝感激!
 今回は嫁さんと、ネットで知り合った女性の方と3人で見に行ったのですが。その女性はミュージカルは好きで結構見ているのですが、「レ・ミゼラブル」は始めてでした。そういう時って結構気になりませんか?気に入ってくれるかなあとか楽しんでくれるといいなあとか。別に本人が「行きたい!」と言ったのだから気にする必要はないのかもしれませんがやぱりチケットを取った以上なんとなく責任を感じてしまいます。
 という心配もまったく無用でした(笑)。一緒に行った友人も本当に堪能してくれたようです。休憩時間には「他のキャストも見たい」とか言い出すし、帰ってからもパンフレットを見直しながらウルウルしてたとか。そういう時って一緒に行ったほうまでとても幸せな気分になりますよね。
 次は7月16日(木)夜の部、鹿賀バルジャンです。山口バルジャン、滝田バルジャンに続く3回観劇コース(笑)のファイナルです。今度はいつやるのか知りませんが、当分見られないでしょうからしっかりと目に焼き付けてきます。
(98/07/05)
劇場における飲食マナー

 劇団四季の場合は飲食物は絶対に劇場内持ち込み禁止ですよね。それに対して帝国劇場等では「公演中の飲食はご遠慮下さい。」というアナウンスが流れています。だいぶ前に大阪の劇場飛天まで「レ・ミゼラブル」を見に行った時には団体動員のお客さんにお弁当が配られていたようで、開演前及び休憩時間中にはあちこちでお弁当を食べる姿が見られました。僕は「おいおい、ちょっと待ってくれよ」と思ってしまったのですが、いかがなもんでしょう?個人的には「劇場内飲食禁止」というのが当たり前だと思うのですが。ロンドンで「オペラ座の怪人」を見た時も客席で飲食している姿は見られませんでした。劇場のロビーにちょっとしたバーがあって軽いアルコール等は利用可能でしたが。やはり劇場内でお弁当を食べるなんていうのは日本独特の習慣なんでしょうか?僕は見た事がありませんが、歌舞伎の世界なんかはどうなんでしょう。
 僕の偏見なのかもしれませんが、どうもこの「劇場でお弁当」っていう奴は日本独特の習慣なんじゃないかという気がします。例えば「北島三郎新春公演」みたいなのがあって、そこに団体できている方々向けにお弁当が配られてという世界の延長線上にあるんじゃないかと思います。(別に北島三郎さんをどうこう言ってる訳ではありません。ただ何となく名前が出てきただけです。)
 別に僕は「ミュージカルだから特別だ」とか言う気はさらさらありませんが、基本的には劇場内での飲食だけは止めて欲しいと思っています。そういえばちょっと前の帝国劇場で後ろの人の紙コップで何かを飲むごそごそした音(それも公演中!)にえらく「ムッ!」っとした事がありました。せっかく安くないチケットを買って楽しみに来ているのですから、最低限他人の邪魔だけはしないで欲しいものです。
 ちょっと話は変わりますが、特に平日のソワレなんかが終わった後、ちょっとおなかがすいたなと思った時、困ってしまいません?僕はお酒を飲まないので何か食べて行きたいと思ってもアルコールを飲まなくても良いお店がなかなか開いていなくて困ってしまいます。どなたかいいお店知りませんか?できれば有楽町か赤坂近辺で(笑)。
(98/06/30)
千秋楽は楽し
どんな公演でも千秋楽っていいもんですよね。但しチケットの入手はとても難しいですが。。
僕も四季のチケット予約に関しては結構運がいい方なのですが、いままで一度も千秋楽なるものに行った事はありませんでした。ところが、この前の「美女と野獣」の東京公演の千秋楽までのチケット発売日に、あまりにもうまく(10時5分頃だったかな)電話がつながったので、「ひょっとしたら取れるかな。」と思って自動予約操作で千秋楽のマチネを指定してみると予約成功!という訳で始めて千秋楽(正確には「千秋楽」とは言わないかな)を見て来ました。
舞台そのものはいつもと変わりなく、しかし観客の熱狂的な反応のちょっと俳優の方々もうわずり気味に進行していきました。そして、無事に(?)幕も降りて、普通(かつ普段より活気に溢れた)カーテンコールが終わった瞬間...突然緑のレーザー光線が客席を飛び交い始めました。そして舞台には「美女と野獣 千秋楽特別カーテンコール」の文字がくっきりと浮かび上がりました。最後には役者さんが客席に降りてきて、キャッツのように握手を交わしていました。ただしビーストの芥川さんとベルの坂本さんは降りてませんでした。あの二人が降りて来ると収集がつかなくなっちゃうのかな?ちなみに僕はムッシュー・ダルクと握手してもらいました(笑)。
あんなに楽しくかつ感動的なカーテンコールを見てしまうとこれからは是非とも千秋楽のチケットをとりたくなってきます。まあなかなか取れないから楽しいんでしょうけど。ちなみに写真は「CATS」東京公演の千秋楽一週間位前から入場者に配られていた「手ぬぐい」です。確か千秋楽の3日位前の追加公演を見に行った時にもらったものです。「美女と野獣」も期待したんだけど何にもくれなかったなあ(笑)。

(98/6/28)

 
男に生まれて良かったと思う時

帝国劇場の女性用トイレの長蛇の列を見た時(笑)。
僕は残念ながら(笑)帝国劇場も、四季の劇場も女性用トイレは入った事がないのですが、四季の仮設劇場は女性用のトイレがたくさんあるらしいですね(嫁さんの話)。それに比べて昔からある常設劇場はトイレの数が圧倒的に少ないようです。まあ常設劇場も今作るとすると、その辺りの事情は考慮して作るのでしょうが、何故古くからある劇場は少ないのでしょうか。もしかすると昔は劇場に来るお客様の男女比が今とは違ったのかもしれませんね。
でもなぜ「ミュージカル」というと圧倒的に女性客のほうが多いんでしょう?確かに東宝の場合は女性団体客の集客を狙っているような気もします。(公演日程に平日の昼の部が多いですよね。)でも四季の公演にしろ、東宝の個人客にしろ男性の数は数える程です。その男性客もいかにも「彼女につきあって来ました」という方が多いような気がします(笑)。何故ミュージカルとか演劇っていうと女性ファンが多いんでしょ。ご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。
(98/06/20)
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男の色

突然ですが男性に色気を感じた事がありますか?女性の方は当然「ある」と答える方が多いと思いますが、男性が男性に色気を感じる事ってそうは多くないと思います。僕がぞくっとする程の色気を感じたのが劇団四季「美女と野獣」での芥川英司さんの「愛せぬならば」。確か3回目の「美女と野獣」だったと記憶しているのですが、前の2回は違う方のビーストを見ており、始めての芥川さんという事で、非常に楽しみに見ていたのですが、1幕最後の「愛せぬならば」はもう圧巻でした。男の僕でも「ぞくぞくっ」っとくるほどの素晴らしさ。あのビーストの格好に色気を感じてしまうというのも変なものなのですが、その時は(ちょっと風邪気味だったせいかもしれませんが(笑))本当に感動してしまいました。その後何回も芥川ビーストを見たのですが、やはり初回の感動にはかないませんでした。出来としては後の方が良かったのかもしれませんが、やはり最初の印象というのは圧倒的ですね。次にぞくっとさせてくれるのは何だろう?やっぱり「ファントム」でしょうか。
(98/05/26)
お勧めのミュージカルとは

 ミュージカルを見てみたいと思っている人から時々きかれるのが「お勧めのミュージカルってなんですか?」という質問である。これって結構難しいんですよ。一口にミュージカルといってもこれが種々雑多。だって「CATS」と「レ・ミゼラブル」って同じミュージカルでも全然違う。それに人によって「ミュージカル」というものに持っている感覚もまるで違う。例えばミュージカルはダンス&ミュージックであると思っている人に「レ・ミゼラブル」を勧めても違和感が出てきてしまうだろう。(もしかしたら新しい発見をするかもしれないが(笑))
 という訳で冒頭のような質問をされても答えに困ってしまうのである。といいつつ僕のお薦めミュージカル(笑)。僕はどちらかというとダンスよりは歌と芝居のほうが好きなのでお勧めはどうしてもそういう方向にいってしまうのであるが、「レ・ミゼラブル」、「CATS」、「オペラ座の怪人」、「ロッキー・ホラー・ショー」。この4つを見てどれひとつとしておもしろくないと思ったら無理してミュージカルなんて見ないほうがいいでしょうね(笑)。
(98/05/17)
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