百合辞典 Ver.1.062(辞典ってほどでも・・・)
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更新履歴

過去の百合コラム

百合作品

百合語録

ファトラさまと
アレーレの部屋


【人】人名(登場人物含む)
【古】古典的用語

-あ-

-い-

-う-

-え-
  • エス [えす]【古】
    Sisterの略です。昔は「シス」とも言ったそうです。
    私のイメージとては、
    1) 昔の女学生が、男性が苦手なために
    女同士で行動したり、恋愛のシミュレーション的行為を行う関係
    2) 男性尊重社会において、男性への対抗意識、男性嫌悪などの要因で
    女性同士の結束のための関係
    3) 純粋に可愛いとか、憧れなどの感情の末の関係
    2) 3)は「百合」に近い語感を持っています。
    以下は資料
    昭和25年1月発行、グリンハウス「隠語辞典」笠井緑著
    「女学生の間にて、上級生が下級生の美少女を恋情的に愛する
    ことをいう。」だそうです。

-お-
  • オデイア [おでいあ]【古】
    川端康成の「乙女の港」にでてくる表現。
    「オオ・デイアを略してひやかす」という表現もあるので、エスよりやや
    冷やかしの感情が込められているかもしれない。
    因みに、「oh dear」がどうして「エス」の冷やかし表現になったのかは不明。
  • おでや [おでや]【古】
    「おめ」とほぼ同義語と思われます。
    語源は「オデイア」だと思われます。
  • 御親友 [おともだち]【古】
    「おめ」とほぼ同義語と思われます。
    「エス」っぽい女学生が使っていたから・・・かも。
    ファトラさまが、姉であるルーン王女にアレーレを紹介したとき、
    「仲のよい御友達です」といってましたね。
  • おめ [おめ]【古】
    女性を愛する女性ということで「男女」が「おめ」になったそうです。
    昭和6年発行、誠文堂、「モダン隠語辞典」宮本光玄著には
    「上級の女学生が下級の美少女を愛することをいふ」
    とあります。
    昔の「隠語辞典」などはやたらと「美少女」にこだわってます(笑)

-か-
  • Girl's Love [がーるず・らぶ]
    通常「Boy's Love」は、女性が読む、男性同士の恋愛小説を指す。
    また、この言葉には、非ポルノ的な語感もある。
    (本物のゲイのための、男性同士の恋愛を扱った小説を「Boy's Love」とは
    言わないと思う・・・のだが)、
    「Girl's Love」は、「Boy's Love」の逆の意味がある。
    ただし、「女性が読む」とは断言できないところがある。

    「百合」という言葉の持つ、ポルノ性を嫌って、
    「Girl's Love」を使っている人は多い。

-き-

-く-

-け-

-こ-

-さ-
  • サッフィズム [さっふぃずむ]
    「レズビアニズム」とほぼ同義語。
    若干「社会問題的」背景が薄い印象があります。
    サッフォーは2000年以上も前のギリシャで活躍した
    女流詩人です。出身はレスボス島。
    彼女の名前から来ています。

    日本語としては言いにくいので、「レズビアン」のことを
    サッフィストということはまずないでしょう。
    イメージとしては、「学術的で文学的な言い方」と言えるでしょう。

-し-
  • シス [しす]
    エス」の項を参照。

-す-
  • スール [すーる]
    今野緒雪著「マリア様がみてる」シリーズの用語。
    リリアン女学園の上級生と下級生の関係の名称(フランス語)。
    詳しい説明は「マリア様がみてる」(P.16)あたりを参照。
    (あんまり詳しくないかも)
    ただ、「エス」を意識した言葉であることには間違いがない。
  • ズーレー(ズーレ) [ずーれー(ずーれ)]
    これもどちらかと言えば、蔑称に近いでしょう。
    しかし、私のイメージとしては、よりカジュアル?な感じで、
    「レズビアン」的な意識を持っていることに対して、
    茶々や戯けをいれているように感じます。

-せ-

-そ-

-た-
  • たち・ねこ [たち・ねこ]
    レズビアンの、「男役」「女役」を指す。
    語源は・・・詳細は不明だが、だいたいわかるだろう。(と思う)
    ただし、男女関係に疑問を持っている人には、たちねこは
    新たな男女関係でしかないと考える人もいるので、この言葉の
    使用には注意が必要。
    ほとんど【古】と思ってもいいかもしれない。

-ち-

-つ-

-て-

-と-
  • ト一ハ一 [といちはいち]【古】
    漢字の上下から来ていると思われます。
    今で言う「タチネコ」みたいなニュアンスで使われていた?
    あと、「双頭ディルドー」のこともこういったとか。
  • 同性愛 [どうせいあい]
    同性を愛すること・・・ですが、それでは面白くないので、
    昭和22年1月発行、「恋愛モダン隠語辞典」塩田まさる著から
    「性的倒錯症と云ふべきか、異性に對すると同じき感情を抱き、
    戀し愛することを云ふ。女學生や女工などの間にしばしば
    見うけられる。」
    勿論、同性愛を「性的倒錯症」とするのは古い考え方です。

-な-
  • ナタリー・クリフォード・バーネイ [なたりー・くりふぉーど・ばーねい]【人】
    19世紀末から20世紀半ばにパリに住んだアメリカ人。
    伝説的なレズビアンで、作家・詩人・貴婦人など数々の
    浮き名を流す。20世紀のサッフォーと呼ぶ人もいる。
    ファトラさまのモデルになっている感じもするが、
    ファトラさまとの最大の違いは、その理知性だと思う。
    確かに、富豪でもあったが、知性ければ、多くの
    女性を誘惑することはできなかったろう。
    参考文献は
    ジャン・シャロン著(小早川捷子訳)
    「レスボスの女王 誘惑者ナタリー・バーネイの肖像」国書刊行会

-に-

-ぬ-

-ね-

-の-

-は-

-ひ-
  • ビアン [びあん]【名】
    「本物」のレズビアンのこと(だと思う)。日本では
    「レズビアン」=「女同士が絡むポルノ」という観念があるので、
    その意味をさけたいために本物のレズビアンたちが創作した言葉(だと思う)。
  • ビアンもの [びあんもの]【名】
    「本物のレズビアン」のための作品。
    または、本物の「本物のレズビアン」の心理を描いた文学的作品。
    「百合」を目指している人がこういう作品に接すると、「違う」と
    感じることもあるようだ。

-ふ-
  • ファトラさま [ふぁとらさま]【人】
    アニメ「神秘の世界エルハザード」「異次元の世界エルハザード」
    に登場したキャラクター。
    「エルハザード」の国々をまとめる「ロシュタリア国」の第二王女。
    作品中は17歳。アレーレという15歳の愛人がいる。
    (因みに出会ったのは5年前)
    「美少女」には目がなく、アレーレといっしょに「美少女」を追いかけ回す。
    (伝説のレズビアン「ナタリー・クロフォード・バーニイ」を連想した人は
    かなりの「通」かも?)
    ファトラさまは見た目は男性受けする「長い黒髪の美少女」だが、
    全く男を寄せつけない。性格が少々悪いので、女も寄りつかない。
    (作品中にはあまり出てこないが、「本当は優しい一面もある」ような
    表現もある) 結局ファトラさまを理解しているのはアレーレだけ
    という設定が大好きで、ファトラさまとアレーレは私の中では
    ベストカップルである。
    必ず「さま」をつけて呼ばなければならない

-へ-

-ほ-

-ま-

-み-

-む-

-め-

-も-

-や-

-ゆ-
  • 百合 [ゆり]

    語源は諸説あるようですが、
    一番有力なのは「日活ロマンポルノ」説でしょう。
    私の記憶が確かなら、こういうことだったと思います。
    当時、レズビアンものの映画の企画があったそうで、
    この映画の担当が、キャッチフレーズを考えていたそうです。
    そこで、男性のゲイ映画が「薔薇族」なので、「百合族」にしたとか。
    因みに「薔薇」も諸説あるでしょうが、直接的には
    三島由紀夫が関っていた「血と薔薇」とかでしょうね。

    もう一つの説は、中條(宮本)百合子説でしょうか。(これはめちゃ怪しい)
    私はあまり詳しくありませんが、ロシア文学者の湯浅芳子(1896-1991)と
    後に作家となる、中條(宮本)百合子(1899-1951)は
    1924年から1932年ころまで、肉体的というより、精神的な
    「同性愛的な親密な関係」にあったそうです。
    そのあたりからきているかも??
    因みに中條(宮本)百合子については、文藝春秋社の
    「百合子、ダスヴィダーニャ」沢部仁美著
    が詳しいそうです(私は未読)

    最近では、百合(ユリの花)の清純なイメージが先行して、
    むしろポルノのイメージは稀薄になり、
    非エロ系のレズビアンを描いた作品を「百合作品」と言ったりします。
    本Webページでは、ソフトなエロも含め、女の子同士の
    恋愛を扱った作品を「百合」と称します。

    また、「レズビアン」という言葉にある社会問題的な
    背景から、「女性同性愛」(のおいしいところ)のみを分離するために
    使われている、とも考えられます。

-よ-
  • 吉屋信子 [よしやのぶこ]【人】
    「花物語」「屋根裏の二處女」などの著者。
    少女小説に同性愛的傾向(エス関係)を取り入れて、成功した小説家。
    類いまれな美文で、明治〜昭和戦後までの少女小説に
    与えた影響ははかり知れない。
    門馬千代との関係は有名。(かもしれない)
    「マリア様がみてる」の源流といえるかもしれない。
    「花物語」は「百合」が好きなら、是非読んでほしい作品だ。
    因みに、吉屋信子の参考文献は以下の2点。
    吉武輝子著「女人吉屋信子」文春文庫
    田辺聖子著「ゆめはるか吉屋信子」朝日新聞社

-ら-

-り-

-る-

-れ-
  • レズ [れず]
    一般には、レズビアンの略称だと思われているでしょうが、
    「レズビアン」とは少々ニュアンスが違ってきます。
    「レズ」には、「レズビアン」に対する蔑称や、
    ポルノのイメージがあるそうで、本物のレズビアンには
    「レズ」という言葉を嫌う人が多いそうです。
    本Webページでは、ポルノ的な女性の同性愛を扱った
    作品を「レズもの」と称することがあります。
  • レズビアン [れずびあん]
    女性同士の恋愛あるいは、肉体関係を持つこと、また、
    その志向がある人を差すことが多いようです。
    しかし、一方で「レズビアン」の背景には、「フェミニズム」
    という社会問題的なテーマが含まれていることもあります。
    語源はご存じ、エーゲ海のレスボス島(東の端にある島)。

-ろ-

-わ-

-ゐ-

-ゑ-

-を-