傾斜長日本一


k傾斜長の説明
索道の線路の長さを傾斜長あるいは傾斜こう長といいます。
単純に日本で一番長い索道は?となると栂池高原ゴンドライブ4120m、次いで箱根ロープウェイの4035m(早雲山−大涌谷−桃源台) になりますが、いずれも途中でえい索あるいは支えい索が途切れています。
えい索あるいは支えい索が一線路でつながっていて一番長いのは、 雫石スキー場にある雫石ゴンドラで、その傾斜長は3532mあり 事実上これが日本で一番長い索道になるでしょう。 そのあと安比ザイラーゴンドラが3494m、阿仁ゴンドラが3473mと続いています。

傾斜長が長い索道はその方式の特性から自動循環式に多く見られますが交走式でも 長いのはけっこう長いです。
ごりん高原にある湯田中ロープウェイの傾斜長は3156mあり、 これが日本一長い交走式索道になります。
また交走式はロングスパン(いわゆる長大径間)に有利でもあり、四国の 雲辺寺ロープウェイの最大径間長は1882m(2〜3号支柱間)、 立山ロープウェイはワンスパンで1710mにもなります。
支柱なしで高く、遠くまでとばせるのは他の交通機関にはない索道の大きな特徴の 一つと言えるでしょう。

参考までに特殊索道で一番長いのは森吉第1高速リフトの2185mです。

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