支柱
支柱は線路中の索条を保持する役目を持つ受索装置や支索サドル等を所定の高さに
保つために架設されます。
支柱には大別すると鋼管支柱とトラス支柱があり、通常支柱高さがそれほど高くないところ
(10〜15m)には鋼管支柱を、それ以上にはトラス支柱を用いることが多いです。
鋼管支柱は形状がシンプルでつなぎあわせるボルト類も少ないことから施工やメンテナンスが
容易で、断面性能も他の鋼材(山形鋼、溝形鋼)に比べすぐれています。
ただ、材料価格面で割高のため、さほど高さを必要としない循環式の索道に主に用いられています。
トラス支柱は骨となる形鋼の加工が容易なため構造的に自由度が高く、脚部の根開きを
必要とする大きな荷重がかかる場合や支柱高の高い交走式索道に用いられます。
他にも特殊な支柱として受索装置の高さを調整できるものや2つの線路を一本の支柱で
支持するものなど様々な形の支柱があります。
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連立鋼管支柱
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変わった支柱1
変わった支柱2
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変わった支柱3
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