単線自動循環式


単線自動循環式は、起点停留場の滑車と終点停留場の滑車の間にエンドレスに張られた 一本のロープ(支えい索といいます)を、搬器上部にある 握索装置が停留場で自動的に掴んだり(握索)放したり (放索)して旅客を運送する索道の方式です。

搬器が停留場内で支えい索から離れることによって、乗降車時にはゆっくりと安全な速度 (だいたい 1 m/sくらい)で、線路中は高速(ロープ速度 = 4〜5 m/s)に運転することが 可能になります。

停留場内に入ってきた搬器は放索及び減速させる装置によって支えい索からはなれた後、 場内レール上を押送装置によって回送され、再び握索及び 加速装置によって支えい索を握索し出発していきます。

一般に単線自動循環式の普通索道はゴンドラ又はゴンドラリフトと呼ばれ、多数の搬器を使用し 輸送力が大きいため、スキー場、遊戯施設などで近代的な大量輸送の手段として利用されています。 また、特殊索道においてもこの方式は採用され、デタッチャブルリフトあるいは高速リフトと いう名で多くのスキー場に架設されています。
乗車人数は普通索道で4〜12人、特殊索道で2〜6人です。(←日本)
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