単線固定循環式
スキー場に架かっているシングルリフトやペアリフト等の方式は、
そのほとんどが単線固定循環式です。(高速リフトを除く)
単線固定循環式の構造は非常に単純で、2地点間にエンドレスに配置した
支えい索に、一定間隔で搬器を固定し循環させるというものです。
自動循環のように握放索のシステムを必要としないので、コストがかからず
停留場もコンパクトになるのが特徴です。
またこの方式は、搬器の移動速度が常に支えい索の速度と同期しているため、
停留場においての乗降が容易な特殊索道にむいていますが、近年、普通索道
にも採用されるようになりました。
普通索道の場合、支えい索上に複数の搬器を1組としたグループをいくつか配置し、
このグループが停留場に到着してから出発するまでの間を極低速あるいは
停止させることにより乗客の乗降を容易にさせています。
このようなシステムを運転速度がある一定の周期で
脈動することからパルスゴンドラと呼んでいます。
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