■韓国マンガ情報

と言っても、マンガの方はまだまだ勉強不足なので、少しずつ増強していきます。



■WEBコミックス

韓国では、日本より通信料金が安いのでインターネットを利用したサービスが
日本より進んでいます。
特にネットワークゲームが盛んで、「スタークラフト」などはスナック菓子な
どの商品が発売されたり、ケーブルTVでプロの対戦が放送されるほどです。

一方、コミックスに関してもインターネットを通じて最新作や過去の名作を配
信サイトが結構あるようです。
 

●Comics today
韓国のマンガが、「無料」でしかも「日本語」で読めます。
登録が必要ですが、全て日本語表示なので、とまどわずに
済みます。
「創作・表現の自由」という問題に結び付けて話題になっ
ているイ・ヒョンセ氏の『天国の神話』は必読。

http://www.comicstoday.com/

注)言語選択の画面が表示されない場合はアップデート中
  です。1〜2日後にアクセスしましょう。
 

−関連記事−

●漫画、淫乱性論議高潮(2000/7/20 中央日報より)

表現の自由侵害か、でなければ青少年保護のための苦心の果ての決定か。

裁判所が18日、李賢世(イ・ヒョンセ)氏の長編漫画『天国の神話』に対し「他のことは
ともかく、父母の立場で見た場合、集団性交や獣姦場面などを子供たちに見せられない」
淫乱(いんらん)物として規定し、有罪判決を下ろしたことに対して、漫画界が強く反発
している。

韓国漫画家協会(会長キム・スジョン)はこの日の午後、緊急非常対策委員会(委員長イ・
ドゥホ)を開いて「漫画に対する歪曲された認識と誤った判決を正すために、強力な対応
策を用意する」と宣言した。

特に李氏が韓国漫画界を代表する名実共に最高人気作家であり、漫画界が受けた衝撃は一
層大きいようだ。

『天国の神話』は2001年まで、全100巻の分量で、東アジアの歴史を描くという李氏の野
心作。97年7月まで8巻を出刊した李氏は、この漫画を再編集した後、青少年用として五
冊を刊行したが、これが問題になった。

漫画専門家らは、何よりも裁判所が『天国の神話』が一つの芸術作品として持つ全体的な
作品性は度外視し、いくつかの場面だけを問題視した点を理解することができないと異口
同音にいった。

漫画家のオ・セホ氏は「獣姦など『天国の神話』に登場する性的な場面は、先史時代の姿
を見せるための漫画固有の表現方法に過ぎない」とし「人間と動物が入り乱れて生きた先
史時代の姿を、絵で見せるための芸術的表現を、現在の道徳と倫理を基準に判断するのは
理屈に合わない」と批判した。

また一部では、漫画という媒体に対する既成世代の社会的偏見がそのまま表れた判決であ
るとの意見も出ている。

漫画評論家のパク・インハ氏は「性的表現一つだけを見ても『天国の神話』は比較になら
ないほど露骨的な映画『嘘』に対して、検察が無容疑処分を下したことと今回の場合を比
較せざるをえない」とし「検察と裁判所が、漫画という芸術媒体に対して強い偏見を持っ
ているというしかない」といった。

一方、今回の判決が淫乱物から青少年を保護するためには適切だとの見解もある。

淫乱暴力性助長媒体対策市民協議会(会長ソン・ボンホ)関係者は「今回の判決は、青少
年を相手にした漫画の責任を再び確認させた」と話した。

しかし大多数の市民団体関係者らは、賛否意見を出さずに立場表明を留保した。

今回の判決で、韓国での漫画家の立場と役割に対する論議が加熱すると思われるなか、今
後、控訴審裁判所がどんな判決を下すか注目される。


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