M32/M4 ディティール写真集

車体編

陸上自衛隊富士学校に保管されているM32。車体上部は標準の前期型だが車体下部がリベット止めとなっている珍しいタイプである。 右側面中央部。中央部の金具は用途不明である。
車体前方からの写真。小山のように背の高いシャーマン系列の特徴がよく分かる。 パットンミュージアム所蔵のM32。前期型車体にHVSSと、こちらも珍しい仕様となっている。
履帯は3バークリートのT49を履いている。黒く塗装されているので錆がまったく出ていない。 バンパーコードの代わりに車体形式が書いてあり"M32A1B1"となっているが・・・。
M32らしい複雑な構成を見せる車体後部。 重厚な足回りのためか、VVSSよりかなり迫力が増している。キャタピラの厚みがかなりあることに注意。T74型広軌用ラバーシェブロンである。
車体右側面中央部に見えるのは起倒用ケーブルの末端ホルダー。本来はフレーム最前部にケーブルがつくのだが、失われている。 ほぼ真横から見た写真で、プロポーション検討用にもってこいである。
斜め上方から見た車体左側中央部。中ほどに見えるのはスプロケットの収納部と思われる。 幅の広い履帯が目立つ車体前方からの写真。
右側面後部。上下左右に並んでいるのは大型バール用の取りつけ金具。 ほぼ同アングルの自衛隊保管の車両と比較してみると、VVSSからHVSSの変更でまるで別物になっていることがよく分かる。

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