これはドラゴンのをストレートで作れば、ほぼ問題ない。ただ、個人的にはドラゴンのキットの砲塔形状が気に入らないので、タミヤのM4から流用してやる方が好ましいと思う。この型式の場合、各部がいろいろと変遷しているので、それをフォローするのはなかなか面白いと思う。車体下部をタミヤM4のモノにして3ピースディファレンシャルを使って、このタイプとしては初期のモノにしてやるのもいいし、シャープノーズディファレンシャルを取り付けて後期に生産されたタイプにしてやるのも面白いだろう。組み合わせとしては以下のようなものが考えられる。
| 車体下部 | 車体上部 | 砲塔 | |
| 初期 | タミヤM4+3ピース ディファレンシャルハウジング |
ドラゴン | チェサピーク 初期型砲塔 or タミヤM4+M34連動砲架 |
| 中期 | ドラゴンをストレート | ドラゴン | タミヤM4(初期と同様でも可) |
| 後期 | ドラゴン+シャープノーズ1ピース ディファレンシャルハウジング |
ドラゴン | タミヤM4 |
生産時期による変遷としては以下のように変遷している。
サスペンションは生産当初より前期型VVSS(後期の一部では後期型VVSSを生産時より装着)
ディファレンシャルカバーは3ピース→1ピースダルノーズ→1ピースシャープノーズ
砲塔はM34連動砲架→M34A1連動砲架
生産時の部品採用時期としては、以下のような順番になっているようだ。
3ピースディファレンシャルハウジング>ダルノーズ・1ピースディファレンシャルハウジング>M34A1連動砲架>シャープノーズ・1ピースディファレンシャルハウジング>後期型VVSS
(シャープノーズと後期型VVSSの採用時期はどちらが先かちょっとハッキリしないが、多分これで間違いないと思う)
ここで注意すべきは砲架の変更の方がディファレンシャルカバーの変更よりも後で、1ピースダルノーズのタイプでも幅の狭いM34連動砲架つきの砲塔を乗せているタイプがかなりよく見られ、一概に初期・中期と峻別出来るわけではないことだ。このあたりの部品の変遷は「何年の何月から〜に変更」というのは資料不足のため不明なことが多く明確には出来ないが、各種資料写真をあたった結果として上記のように結論づけている。これが正しいといい切れる自信はないが、多分これで間違ってないとは思う。
模型として考えれば、それだけ様々な楽しみが出来るという意味では、よりいっそう面白いのではないかと思うが? ただ、無原則に組み合わせてもいいわけではなく、3ピースディファレンシャルハウジングだったら砲塔は必ずM34連動砲架つきにしなくてはならないし、後期型VVSSにするならばディファレンシャルカバーはシャープノーズにしなくてはならない。まぁ、シャーマンという戦車の特性上、それでなくてはならないと強く言い切ってしまっていいのか疑問もなくはないが、一般的な組み合わせというものがあるのも事実ではある。
(実戦の中で部品交換をしていけば各種パーツが入り交じったタイプも出来上がるということだが、生産時にはこの組み合わせだったということは言える)