高中正義アルバム解説 No.3

TAKANAKA

77年5月発売

Summer Breeze アルバムのオープニングっていうのはこういう曲
の事を言うのでしょうねぇ。
イントロ(?)の雷の音がとてもエエです。
大先生も歌いまくります!!結構大先生の歌の中
では気に入ってチャリンコ乗りながらでも口ずさんで
しまいます。
でもこのソロ最高!!前作でディストーションを使わ
なかったので、すごくエキサイティングな音に聞こえ
ます。エンディングのハモリにも注目しましょう!!
MAMBO No.5
(DISCO TANGO)
某スターどっきりにも使われた大先生の代表曲。
この曲のオカゲで「高中=ラテン」のイメージが
ついたと思っています。
この曲やるためにオールバックのヘアスタイルを
したと言われてますが、ほんとうでしょうか?
ところで例のキメの「ア〜〜ッウ!!」って誰が
やっているのでしょうか??
SWEET AGNES この当時大先生が好きだった、アグネスラムに捧げ
た曲。ま、今の人は「アグネスラムって誰??」って
言うかもしれませんが................
とても明るい曲です。ストラトの乾いた音がとても
エエです。
イントロの「ココココココ...............」はエコーをかけてハイポジションを
ミュートして鳴らしてるらしい
ですが、あんな音せません、なかなか。
とにかく、思いっきり弾けば良いんやと思います。
MAMBO MAGIC このレコードのハイライトはこの曲じゃないでしょうか??まず長い..............
ここでのギターはいったい何本ダビングされてるのか
わからない程たくさん出て来ます。
最後の方のウクレレソロはスバらしい!!
I REMEMBER YOU 初めて聞いた時は「なんや、ギターないんか..........」
なんて思いましたが、聞き込んでいくと気持ちエエん
ですねぇ!!
ストリングス中心でギターはバッキングメインですが
これがまた良い音です。何本かダビングしてあり、このアルバム
全体で聞けるトーンです。スライドのソロ
(バッキング??)がスゴク気持ち良いです。
GASCON COCKTAIL イントロのハーモニックスは意表をついてます。
ソロはほとんど重ねてます。なんてスピーディーな曲
なんでしょうか。
今ではライヴで絶対やらない曲でしょうが、是非鳥山さんなんか
と1回ハモって欲しい!!
READY TO FLY もーマイりました。この曲を作った大先生は天才です。初めて聞いたの
はラジオのライヴですが、レコードの音を聞いてショックでした。
クリーンでやってます!!しかもイントロにアフリカの部族(?)のかけ声
(??)が入っていて、なんといってもベースで始まるのがショッキングでした。
その当時はディストーションの効いた音でギターから始まるのが普通だと思って
いただけにこのアレンジは全く違う曲に聞こえました。
何回聞いてもイントロからメロディに入る所は鳥肌が立って来ます。大先生もこれ
を作った時は確かな感触があったのでしょうか?
ライヴでは一時やらない時があったので、もー聞けないと思って心配でしたが、
また演奏される様になって嬉しい限りです。ま、たまにはやらない時期があると
再び演った時の感激がタマランです。カッティングで最後のソロを弾いた時は
ほんまに泣きそうでした。
大先生も21年この曲を演奏するとは思ってなかったでしょうが、代表曲である事は
間違いないです。
ラストのソロはいつでも弾けます!!
APRIL WAVE アルバム最後を飾る曲は大先生の曲ではなく来生たかお氏のものです。
あまりにもハマりすぎるので大先生の曲やと思いました。
ノーヴィヴラートの棒音で弾くのですが、これが甘く
て切ない音なんです。本当は「バラード」のツアーなんかで演ってくれたら
嬉しかったのですが............
間奏のヴォリューム奏法がとーってもエエです。
リズムは3連ですので。

このアルバムのジャケットのカッコエエこと!!このジャケットが好きで買った人も
結構いるんじゃないでしょうか!?オールドストラトをじっくり見る事が出来ます。
高中大先生ファンなら
絶対LPで持っていたいアルバムです。
このアルバムは初めレンタルで借りました。結構聞いたのは遅くて「レディトゥフライ」
(ライヴバージョンはすでに聞いてますが、他にもラジオで「SWEET AGNES」なんかは
聞いてる)だけラジオで聞きました。でも初めのパーカッションの所までです。
で、アルバムに対する期待が盛り上がったのです。正直初めて聞いた時「??」でした。
それまでは大先生と言えば
SGでディストーションビンビンのイメージがあったの
でストラトでクリーンな音に正直戸惑いました。ま、「セイシェルズ」より先に聞いたの
で..........
レコードに針を落としてスグ聞こえる雷の音がその当時の僕には「
エラいの借りて
しもた......
」なんて思いましたが、「スウィートアグネス」でなんかホッっとして、
「レディトフライ」で「
オォ〜〜〜〜」っと感激!!!「APRIL WAVE」で
トドメです。実は高中大先生は「セイシェルズ」を作った後、アルバム評なんかで
「線が細い」とか「軽い感じ........」なんて書かれたのが結構ショックだったみたいで
じゃぁもっと強くやろー」と思ったらしいのはみなさんスデに承知の事です。
で、このアルバムの音については色んな説があるのですが、大先生自身もハッキリ覚え
てないみたいです。SGをこのアルバムから使ったとも大先生は言ってますが、本当は
どーなんでしょうか??「Summer Breeze」のソロはなんか使ってる様に聞こえます
が........でも時期的に全編ストラトで間違いないと思いますが.......

誰か真相を教えて下さい!!

とにかく大先生が「一番ラテンに興味があった」と言うだけあって全編ラテンの香りが
プンプン!!
サンタナに似てると昔から言われてますが、
サンタナとも違うラテンを大先生は
完成させたと思うのでしょうがどーでしょうか??
なんと言ってもこの時からオールバックのヘアスタイルをやり始めました!!今では

高中=オールバック

とゆーイメージがあります、「マンボと言えば蝶ネクタイとオールバック」
と大先生が思ってたのが今に至ります。
こんなギタリストっていないしょ!?
今でもライヴではオールバックです、時々は。
とにかく高中大先生はこのアルバムで新しいイメージを開拓したと言っても過言ではない
でしょう。っと言っても

どのアルバムも全部イメチェンみたいに新規開拓してますが...........

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