MESA Boogie


写真をまだ撮ってないのでとりあえず文章でレポートします!!

ではまずこのブギーを買う時にメールで来た紹介文と言うかセールストーク(笑)

◆このアンプは当社が、レコーディング用レンタル機材で保有しているものです。
高中氏の指定で彼専用に確保しているものです。高中氏用に調達したものです。
「Gaps」「バラード」「ネイルザポケット」「Guitar Wonder」のソロはこれで演奏
されてます。
Soundはこのアルバムでご確認下さい。CDアルバム内インデックスに「Hiroshi
Yamaguchi/Warner Gray」と明記されております。(他に「バラード」のレコーディ
ングには当社のギターを5本お使い頂いております。

現在、高中氏は最近の量産のブギーを3台使われていますが、音はぜんぜん良くなく
、レコーティングにはこのアンプを指定されてきます。
前述のアルバム以降は、ほとんどマイアミでレコーディングされていて、同等クラス
のアンプが現地にあるようなので当社では機材入れ替えのため、この度販売に至りま
した。

現在メサブギー社は大手に買い取られ、量産されているギターアンプです。
このブギーはブギーの社長と奥さんと数人の使用人が作っていたころのハンドメイド
アンプです。
この後数年でブギーは大手会社に買収され現在に至っております。
やはりコストダウンで製造されたものではなく、ブギー社長のこころが入ったアンプ
と言われ、世界の一流ミュージシャンが現在も愛用しているビンテージアンプです。

と、言う事です。

で、まずはやっぱり音でしょうか!?
リアルオーディオでかなり音は悪いですが、
お許し下さい!!
まぁ、雰囲気だけでもということで!!
録音にはSG-T1を使ってます。布団をブギー
にかぶせて可能な限りデカイ音で録ってます。
エフェクトは何もかけてないのでこれが素の音です。
ギター1本で出来る曲と考えてあの曲にしました。
また良かったら感想なんぞいただければ嬉しいです。でも本当に音悪いですよぉ〜(笑)。

ではどーぞ!!ここです。

本当はもっと良い音なんですよ(笑)!!

まずは外観から........

以外にキレイでした!!昔の虹伝説の頃のブギーなんかは本当にキタナクて(笑)
そのイメージがありましたが、全然「キタナいやんけぇ〜!!」とは思わなくて
本当に「キレイ!!」って感じでした。白いカバーはシミもほとんどなくて真っ白
というのが正直な感想です。まぁ、磨いたのかもしれませんが(笑)。

とにかく「あの」ブギーが今僕の目の前にあるだけでも体が震えてきます!!
まさにオールドブギー=大先生のブギーです!!!

で、コントロールは

フロント左から

INPUT
FOOT SWITCH

VOLUME 1 (PULL BRIGHT)
TREBLE (PULL SHIFT)
BASS
MIDLE
MASTER 1 (GAIN BOOST)
LEAD DRIVE (PULL LEAD)
LEAD MASTER (PULL BRIGHT)

60RMS (100RMS)
STANDBY (ON)
POWER (ON)

裏です。

コンセント
FUSE (3ASB)
GROUND
SLAVE LEVEL
SLAVE OUT
PRESENCE
REVERB
8OHM
4OHM
4OHM

スピーカーは

ALTEC 417-8Hです。

まぁ、ブギーとしては標準的なコントロールですねぇ。ちなみに裏のスピーカー端子は8オームの
ジャックだけ新しいのに取り変わってました。ブギーの基本的な使い方では60ワットパワーで
使う時は4オームにスピーカーを挿して使います。なので100ワットでは当然8オームに差し込み
ます。だから大先生は100ワットモードでしか使ってないものと思われます。しかもこの頃は
アンプで歪ませる事はなくて全ての歪みはエフェクトでかけてる(ハズ)と推測されます。
そして中の真空管のついている表の基盤はリヴァーブの端子が抜けてました。しかもかなり酸化して
いるので大先生はリヴァーブを使ってなかったのでは??と思われます。まぁ、レコーディングで
使ってたものですからミキサーでかける方がそりゃキレイなので仕方ないでしょう。
後、換気用のファンも抜けてました。これはレコーディングではファンのノイズがかなりデカイので
ノイズ対策のためと思われます。上の山口氏も言ってましたし。

とにかく大先生がどんなセッティングをしてたのかかなり興味あります!!もしこの頃のこのアンプ
のセッティングを知ってる方がおられたら是非教えて下さい!!!

で、真空管の件について僕とワーナグレイ山口氏とのメールで見てみましょう。

ブギーは今回の中屋さんのを入れて3台は常に用意しますが、マイクで音をひろうのは
中屋さんのだけですので。

註:中屋
> 真空管はシルバニアのものを使ってるんですねぇ。大先生がレコーディング
> に使ってからそのままですか??もしかしてツアーにも連れていきましたか??
> だとしたら僕はこの目でこれを見ていた事になりますが........感激してます。

註:山口氏
→ズッーとチューブはグルーブのペア管を使っていましたが、前回のレコーディングで
ちょいと音がヘタッテきたので社長のボーヤの久保くんと、社長のブギーからそっと
抜き取り
交換したってわけです。
グルーブが現在手に入りにくいので。
時々アメリカで探し(新品)持って来ます。

と、言う事らしいので初めはグルーブの真空管がついていたらしいです。このオリジナルの真空管は
使わずに保存しておこうかなぁ.........なんて邪念(??)があります(笑)。

いまはまだデカイ音を出してませんが、小さい音でも僕の持ってるマーク1リイシューと全く音が
違います。こんな言い方をすると誤解されるかもしれませんが、音が丸いです。決して前に出ない
コモった音と言うのではなく角がとれたと言うのでしょうか??やはりスピーカーの効果かもしれま
せんねぇ。サンタナも同じ417-8Hですし..........

で、セッションオフミで音を出しました。しかもかなりの大音量で(笑)。アンプの後ろが熱くて
触れないぐらいに。
デカイ音を聞いた印象としては「思ったとーりの音」と言えばいいのでしょうか??とにかく僕の
好きな音です。マーク1リイシューよりも良いです。しかもよりクリアーで太くブライト(変ですねぇ!?)。
今はクリアーでしか鳴らしてません。ちょっとオーバードライヴもさせてみましたが、セッティングが
複雑でなかなか思ったとーりの音がスグ出てこないので次回と言う事で.........
ブギーというとスグにオーバードライヴさせた音と言うイメージの方もおられるでしょうが、実はクリーン
の音がスゴク良いのです。ジャズコーラスでこんな太いクリアーな音は出ません(僕は)。

とにかく音に関してはそのうち録音してみなさんにお聞かせしますので期待してて下さい!!

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