ヤマハSG-MT使用レポート

僕だけも意見じゃあんまり参考にならないかもしれませんので
スペシャルゲストさまにお越しいただきましてレポートしていた
だきます!!では僕のと比べてお読み下さい!!

購入機 SG−2000MT ラグーン・ブルー(’98年製8FIシリアル)
比較機 SG−2000 ディープ・パープル(’81年製048台シリアル)
参考   SG−1000 ブラウン・サンバースト(’80年製017台シリアル)
アンプ  ヤマハF100−112(高中モデル)
接続環境 アンプ直結、ノーエフェクト

1.ネック
     どちらかと言うと、握った感じは比較した2000DPよりも
  1000BSに近い形状でした。
  指板の幅は12フレットで5.2cmと3本とも同じでしたが、
  2000DPは若干厚みが有ります。(ノギスが有れば計れ
  るのですが・・・。)
  標準的?と思っている私の手のサイズでは、2000DP
  よりも2000MTの方が馴染みやすいです。
  上手く説明できませんが、ネックの形状としては、1000
  BSと2000MTは山の部分が幾分かRが大きい(平べっ
  たい)感じで、2000DPはわずかですがRが小さい(こん
  もりしている)感じです。
  また、ネックとボディの結合部(スルーネックだから無い
  のですが、表現上使用します。)が、2000DPよりボディ
  よりに後退しているので、ハイ・ポジションを弾く時は手
  の動きが楽になりますね。
スペシャルゲストさま
のSGラインナップ

2.指板
  2000DPよりも色が茶系ですが、仕上げはほぼ同等と
  思います。ただし、私の2000MTは指板に若干の塗り
  ムラがあります。木目も詰まっていて、物は良い様です。
  フレットですが、1000BS、2000DPとも、摺り合わせ
  (昔カタログに”オーバーバインディング&???”とあ
  った様な気もしますが)がしてあって、蒲鉾型ではなく、
  頂点はフラットになっています。(両機ともフレットはメン
  テナンスしていません、買ってから18年間。)
  逆に2000MTの方が蒲鉾型なので、ビブラートを掛け
  やすく感じたのは、私だけでしょうか?

3.ピックアップやその他ハードウェア
  この辺は、ツネさんのレポート以外に特にこれといった
  ものは有りませんが、本体の重さで、2000MTは割と
  軽めのものが多いのではないでしょうか。(探しまわっ
  ていた時に、いろいろなお店の店員さんも、そう言って
  いる方が多かった。)
  とある楽器屋さんにあったNシリアルは、持参した2000
DPより明らかに軽かったです。
  購入したものは、正確に計っていませんが、あまり大差
  は無い感じですけど、気持ち軽いかなっていうところです。

4.音
  アンプ直結で、生音での比較だけに留めました。
  近所迷惑もあり、あまり大きな音にはしていませんの
  で、比較に無理があるかもしれません。
  ちなみに、フロント&リアミックスで、両方ともVol.10、
  Tone10です。
  絶対的パワーは下がっていて、アンプが同じボリューム
  位置ならば、2000MTの音は小さいです。
  2000DPの方が、パワーがあり全体的に丸い柔らかい
  感じの音になります。
  2000MTは、ツネさんご指摘の様に、軽い感じの音で
  す。しかし、それほど尖った感じはしないですし、堅すぎ
  る音でもないので、実際プレイするときは、若干セッテ
  ィングを変えれば問題ないでしょう。
  ピッキングのニュアンスはかなり音に表れますね、これ
  はピックアップがフルオープンタイプだからでしょうか。
  セミオープンタイプの2000DPはこの辺りが、悪く言え
  ば「ぼやける」、よく言えば「マイルドになる」というか・・・。
  カバーもコイルの磁気により、マイクの一部になります
  からねぇ。
  
  また、寺田氏が指摘されている”ある部分”には、まだ
  手は付けていませんが、どれだけ変わるか楽しみです。

5.全体の仕上げ
  所有のSG3本だけの比較ですから、大したことは言え
  ませんが、細かいところは結構作りが荒かったりしてい
  ます。幸いにも、マスキング不良によるバインディング
  への塗料滲みや、セットネックのボディ結合部の加工
  精度の悪さ等は有りませんでした。(とある楽器屋さん
  の店員さん曰く、そのお店で扱った初期のロットでは、
  結構あったとの事。)
  実はこの2000MT購入したのは、ボーナス時期で、
  10数軒の楽器屋で在庫品を探しました。
  在庫してあったのは3軒で、Iシリアル1軒、後はNシリ
  アルでした。仕上げ自体はNシリアルの方が良かった
  のですが、寺田氏の記事を読んで色にこだわり、Iシリ
  アルを購入しました。自分としては90%の満足です。

  色に関しては、文句有りません。
  昭和56年のヤングギター5月号増刊「高中正義スー
  パーギター」の表紙の色が鮮やかすぎる(恐らく太陽
  光の下で撮影してのアップものと思われる。)ので、
  イメージが違ってしまいますけどね。(色に関して印刷
  物、写真は100%信用しちゃいけません!!)
  約18年もの間の憧れの1品だけに、とうとう意を決して
  買ってしまいました。恥ずかしながら、発売されること、
  知らなかったんです。ツネさんの掲示板見るまで。
  
     
  最後に、音のレポートがアンプ直結しかできなかった
  こと、お詫びいたします。
  自宅建て直しのため、2度の引っ越しでエフェクター類
  が何処に行っちゃったんだか??
  (GoodrichのVol.ペダルなんか高かったのに・・・。
  今となってはレア物CE−1も・・・。)

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