'98 BAHAMA ツアー
ゲストレポート

98/9/12 東京渋谷公会堂

またまたスペシャルゲストの方から高中正義大先生の
追っかけレポートをいただきましたのでここに公開
いたします。とにかくみんなの見たい大先生の姿がここ
にあります。ありがとうございました!!アミーゴ!!
(ちょっとちゃうか........)

> 0.SE

→他公演同様のオープニング SE。「暑いなぁ。どこかに行きたいなぁ。」
のセリフが聞こえると客席から拍手が。照明が他公演の時と違う(エレガ
ントな木の葉模様の影、バックスクリーンに稲妻も光る)。メンバー登場。
ゲタ夫さんはステージ中央にさしかかって、ウォーキングステップを披露。
TAKANAKA 登場。位置につくと TAKANAKA もメンバーも なにげに飛んだり
跳ねたりしている。なんだかみんなのフットワークが軽い。

> 1.Beach (SG-T original)

→ケンタさんのドラムで封を切ったように始まった。今日でこのツアーは
終わり。ゲタ夫さんの、ベースの弦を弾いた後の手を伸ばすアクションが
度々キマっていた。東京公演ではベース音がズンズンと体に響いた。

> 2.Pipe Creek (SG-T original)
> 3.MIDO (SG-T original)

→ギターアレンジが他公演と違って、多少お洒落な感じに仕上がっている。

> 4.Sexy Dance (Gibson チェットアトキンス)

→ TAKANAKA、ガットギターにふうりんをつけて椅子に座って弾く。
ゲンタさんも後ろに吊るされたふうりんをイントロで鳴らしたり、
間奏では「 Oh! Tengo Suerte 」のフレーズが聴けたり。
後半はやはり Jazzy な雰囲気たっぷりにキメて。
富樫さんのキーボードも、燃えてました。

> 5.マリヤエレナ[solo] (Gibson チェットアトキンス)
> 6.I remember Clifford[solo] (Gibson チェットアトキンス)

→TAKANAKA のギターソロコーナー(?)にて。「マリヤエレナ」は
前の Sexy Dance で演ったリゾートっぽい雰囲気の流れをくんでいた。
(ゲンタさんもガンザでお手伝い。)でもそこから「I remember Clifford」
につながった時は驚いた。客席から大きな拍手で迎えた人もいた。
# 私も同じ気持ち。音を聞きたかったから心の中で拍手。(パチパチ)
弾き終った時、TAKANAKA の方を向き セットにもたれてじっと聴いていた
ゲタ夫さんから「 Bravo!」の声と拍手が。

> 7.Guitar Wonder(Plumed Birds ending) (SG-T original)

→間奏中にベンチャーズの「ダイヤモンド・ヘッド(だっけ?)」も聴ける。
(全公演でやってくれました。)ベースもアレンジのお伴をしてました。

1回目のMC。( TAKANAKAのしゃべりが なんだか柔らかい。)
「えー、・・・最後の曲は『 Guitar Wonder 』をお送りしました・・・(笑)。
(急に口調を変えて)そんな Bahama! ここはカリブ海っ!?(語尾上がる)」
(会場に笑いが湧く。「お父さーん!」の声も飛ぶ。)
原田郁子ちゃんを紹介する。いつものニットの帽子に、今日はくるぶしまで
ある白のロングスカートで登場。
「今年のライヴは久しぶりにコンピュータを使わないライヴです。(会場拍手)
十何年もコンピュータを使って曲を作ってると、どうしてもライヴで音が
足りなくて使ってしまってたんですが、ファンからのアンケートを見てみる
と『それじゃCDを聴いてんのと変わんねぇじゃねぇか。』というのがあり
まして、確かに・・・・(と喋っていると急に“プワァーーー”と、大きな
ハウリングが起こり会場全体に響く。TAKANAKA、足元のペダルを踏んで
その音を消すも、それを見つめて)なんだ、お前!」と一言。(会場爆笑)
「・・・今年のライヴはすべて人間が演奏ということで・・・。(会場再び
拍手)ま、これが人間だと云々・・・楽しんで戴きたいと思います(笑)。」

ゲタ夫さん紹介。客席から「ゲタ夫カッコイイ!」等と声が飛ぶ。TAKANAKA
に「昔はこんな 髪長かったんだよね。」と言われる。『伊豆甘夏納豆売り』
命名秘話ではゲタ夫さん自ら「♪甘夏納豆、甘夏納豆・・」と歌い出す。

「この人も懐かしいんですが・・・」と言ってジャングルジェーンツアー
から12年ぶりの 北村ケンタさんを紹介する。客席からも「ケンター!」
「ケンタ久しぶりっ!」等の声が飛び、それに手を振って応えるケンタさん。

> 8.Five Shooting Stars (SG-T original)

→バックスクリーンには、小さなライトで夜空の星々が映し出される。
しかも上空中央にはミラーボールまで出現して、星空にさらに輪を
かけてあり、客席にも星がたくさん散らばっている。曲の後半、
ゲタ夫さんとゲンタさんの「あっ、流れ星だっ!」「こっちにもっ!」
「あっ、また流れたっ!」と、あちこち空を指差すパントマイム付き。
# でも この演出、なんで東京だけやねん。。。

> 9.ふうりん (SG-T original)

→前奏の幻想的な雰囲気がパワーアップしていて、照明もより一層幻想が
膨らんだかのように綺麗でした。終わり方も、郁子ちゃんの声に幾重か
エコーをかけて終わる、と変化していました。でも名古屋公演に比べて
ボーカルは元気なかったかも。

> 11.Sunshine In Blue (SG-T original)

→ゲタ夫さんのベースが気持ちいいなぁ、と思って聴いていたら
間奏でちょっとしたミスが。(^^;)

2回目のMC。
「ええ曲や・・・。(会場笑い)・・・と思ったんだけど、いい所で誰か
間違えた。これも生演奏のいい所で・・・いい所じゃない、悪い所だね。
(と、メンバーを見て笑う。)」他のメンバーハケる。 TAKANAKA のツアー
には“珍しい存在”だという原田郁子ちゃんとの出会いを語り出す。
六本木のクラブに、友人である森雪之丞さんと行ったということ。それが
ちょうど金曜日の夜、クラムボンのライヴをやっていて それを見たところ
とても良くて、TAKANAKA は感動されたということでした。ユーミンの曲に
ついても他公演の時と同じように言及して、「(ユーミンの)詞が悪いって
言ってるわけじゃないんですよ(笑)。東芝EMIのユーミン関係者もここに
いるんですけど、あんまり・・・。(日本語の歌詞に)興味が無いから
入ってこなくて・・・」と、いうことでした。「今回、ツアーにも
レコーディングにも参加してもらいました・・・。(郁子ちゃんの方を
向いて)どうもありがとうございました。(と、頭を下げて挨拶する
TAKANAKA。こちらこそと挨拶を返す郁子ちゃん。客席からも拍手が。
そのまま彼女に向かって)
「東京のコンサートの場合は、なぜか緊張するのね。」と言う。
「はい。」と答える郁子ちゃん。
「してる?」
「しました。(笑)」
「そう・・・。(僕は)1週間くらい酒 抜いてたんだけどねぇ、
昨日の夜は適度な二日酔いになろうと思って、えー・・・朝の4時まで
飲んでたんですけど(会場笑い)ある程度の二日酔いだと緊張感がほぐれる
(説明するように)いや、僕は本当に飲むとなるとねぇ、朝の7時とか
ヘタすると10時くらいまで飲んでたりするんですけど・・・。
で、何の話だっけ?(会場笑い)そうそう。クラムボンっていう素晴らしい
グループがいて、えー、そのうちどんどん売れてくるというか・・・。
もっと出てくると思いますが、こういうグループがどんどん売れる日本で
あって欲しいというか。。。化粧してる人ばっかりじゃなくてね(笑)。
・・・・クラムボンって化粧してたっけ?」
「してない(笑)。」

> 10.森渡り(クラムボンの曲) (SG-T original)

> 12.渚モデラート (SG-T original)

> 12.Pimienta (SG-T original)

→このあたりから、ギターを弾く TAKANAKA に一度に集中して当たる照明
が 赤・緑・黄・青・橙他と、派手で綺麗。これも他公演では無かった。
いろんな楽器を次々鳴らして大忙しのゲンタさん(でもニコニコ)。
郁子ちゃんも幾分リラックスしてきたようで、周りを見渡していたり。

> 13.Godzilla Dream (SG-T original)

→導入部では バックスクリーンにビカビカッと稲妻が光ったり、暗雲
たち込めるようなムードで 他公演よりおどろおどろしかった。TAKANAKA
のギター(♪クィンクィン)に客席が応える。そして演奏が始まれば
ひたすら楽しい。ゲタ夫さんとカウベルを持ったゲンタさんのダンス再び。
セットの前に出てきて体全部で踊る踊る。(^ー^)
富樫さんのキーボードと“唸るゴジラ”ギターの掛け合いもテンポが
良くって、ここまでされたら
もうこっちも踊らずにいられないっっ!
♪┌(^。^)┘♪└(^−^)┐♪┌(^0^)┘♪└(^_^)┐♪

> 14.Blue Lagoon (SG-T original→SG-T2 ?)

→「 Godzilla Dream 」に続き気持ち良ーくノッてたら、途中で鈍い音が
した。どうやらギターの弦が切れてしまったようなのだが、私がハッと
して見た時の TAKANAKA は、まるで 板の上に仰向けで貼り付けられた
解剖される前のカエルのように、首からギターを下げたまま
手足をびろーんと開いていた・・・。
# ごめんなさい! いい表現がみつからない。でも、面白かったの・・・。
TAKANAKA メンバー紹介して退場。郁子ちゃんとはここでお別れでした。

> 15.Super Band (SG-T original)

→ここでも、ノリにのって Dance! ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
# 個人的にはCDのように終わっていくアレンジも聴いてみたい。
最後に「ウー!」と叫ぶのは ゲンタさんじゃなかった・・・。
じゃ、誰の声やったんやろ?

最後のMC。「えー、長かった“大ツアー”も今日で終わりです。(笑)」
と TAKANAKA が言うと客席からは「もっとやれー!」「もっとやって
くれー!」「じゃあ、次いってみようかー!」等と、たくさんの野次が飛ぶ。
そんな中を「 LOVELOVE 辞めてブラブラしてます。(笑)なんちゃってね。」
と笑いながら返す TAKANAKA。
# コレ、絶対言うと思ってたのよネ・・・。(^_^;)
「こないだ、『ヒッパレ』に初めて出まして。(会場拍手)大昔に、あのー
『オレたちひょうきん族』に出たことがありまして、それ以来面白かったと
いう。(笑)えー、まぁ知らない(見てない)人の為に、ちょっと・・・。
(会場拍手)(モト)冬樹さんとか つのだ☆ひろなんかが後ろでコケて
くれないと全然面白くもないという・・・。(笑)」

・・・と、いうわけで サワリだけ『哀愁のヨーロッパ』『心もよう』
『悲しい色やね』『思いで酒』を弾き始めるが、バックではそれに合わせて
ちゃーんとゲタ夫さんらメンバーが TVの時のようにズズーッと
コケている。(^^)(会場から笑いと大拍手)

「では、こんなところで。(笑)えー、真面目に大人の音楽を(笑)
やっていきたいと思います。また来年。どうもありがとうございました。」

> 16.Ready To Fly (SG-T original)

→このイントロが始まると、ワクワクと嬉しい反面、「あー、夏が
終わっちゃうー。」と悲しくもなる。(だいたいラストに演奏するから。)
メンバー全員 オーラスということだからか、やたら元気いっぱいで
パワフルに演奏している。 TAKANAKA も体を揺らして動く動く!
後ろでけっこう大人しかった富樫さんも 立ちあがってノリノリ!

ステージ退場時、最前列に座っていた小学生の女の子から TAKANAKA へ
プレゼントが渡される。そして笑顔で手を振りながら去って行くメンバー。
# 「そういえば今日は『家路』って演ってへんよねー。」と気付く私。
# 「ギターソロが他より長かったから時間が無くなったとか?」と相棒。
# 「でも、このツアーで『家路』演らへんなんて・・・・。」
客席の照明は消えたまま、アンコールを促す拍手は止まらない。

しばらくして、ジェフベックモデル(パープル)を持った TAKANAKA が
独りで登場。椅子に座った彼に客席から「ブルーのSGは?」「ブルーで
いこう!」という声が飛ぶ。 TAKANAKA はその声に笑顔を浮かべるも、
一言も喋ることなく ふんわりとハーフトーンの音色を響かせ始める。
そしてそれは TAKANAKA ソロによる「家路」へと続いていくのでした・・・。

> [encore2]

> 17.家路[カラオケによるsolo] (Fender Jeff Beck)

→イントロが流れると客席から拍手が。みんな椅子から立ち上がったまま。
先程 大盛り上がりをみせた「 Ready To Fly 」とはうって変わって、
落ち着いてじっくりと弾いていく TAKANAKA。
・・・やがて終盤、麻衣ちゃんの産声が聞こえてくる。
その後 彼は「家路」のカラオケが終わっても、そのまま独りでギターを
弾き続けている。「えっ、このメロディは・・・・?!」と思ったら
それはなんと「モーツアルトの子守唄」でした。
とても優しく、穏やかに。TAKANAKA が子守唄を歌ってくれました。
そして、弾き終えた彼は椅子から立ち上がり 客席に挨拶をして、
再び手を振りながら退場していきました。

Hasta  Luego.

以上でスペシャルゲストさんの'98高中大先生のライヴレポートを終わります。全国を
ついてまわれるなんて僕には羨ましい限りです。本当にお疲れさまでした。僕も大阪しか
見てないのですが、あなたのオカゲで全国を回る事が出来ました(そんな気分なんよ!!)。
でもいつの日か大先生だけを追っかけて全国ツアーをしてみたいものです。その時まで
あなたも大先生を追っかけてて下さい!!もちろん大先生も僕らの期待を裏切る事なく
活躍している事と思います。
まぁ、とにかく来年もまたよろしくお願いします。もちろんここもちゃんと健在のハズなので
みなさんも相変わらず見ていて下さい。必ず期待にそえるWebにしてみせますので!!

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