和田サイクルへ!

■セキサイダーをゲットするのだ。

先週の暁の駿馬オフで途中離脱した私は、そのあとの行商オフ(ミキさんが@nak夫妻にリクセンカウルのカバンなどを見せたり説明した)に参加できませんでした。

行商オフは和田サイクルで行ったらしいのですが、その場でnak(た)さんが和田サイクルで開発しているオリジナルリアキャリアを購入したという記事を読み、そのオリジナルキャリア(セキサイダーと非公式だが命名されている)のすばらしさを知り、

俺もセキサイダー欲しい!

と思ったのでした。

■リアキャリアは持ってるじゃん。

麦草峠に行く前に私は純正のリアキャリアを探しまくって8000円も出して買っているのです。

しかしこの純正リアキャリアとセキサイダーにはいろいろと機能的にどうしてもカバーできない違いがありました。

(1)ブロンプトン化

セキサイダーにはブロンプトンのようにキャスターがついていて、折りたたみ時に転がせるようになるのです。

これはすばらしい!

もっとも純正のリアキャリアの中でそのようなものもありますが、とっても評判がよろしくありません。

私が持っている純正リアキャリアはもちろんその機能はありません。

(2)積載能力の向上

セキサイダーは純正リアキャリアに比べて面積が広いです。

これは見た目にはちょっとスマートさが欠けてしまうものの、荷物の安定感は格別です。

実際麦草では後ろに乗せていた荷物がずり落ちないか気になっていたし、左右に振ると荷物がぐわんぐわんとスイングしてしまいます。

フックがついているのも画期的です。

以上が大きなポイントです。小さなポイントとしては、シーポストがひっこめやすくなった。純正リアキャリアはシーポストのクイックリリースレバーに金具をつけるので、レバー開放時のシーポストの動きが悪く折りたたみ時の障害となっていました。あと、色がシルバー(純正リアキャリアは黒)これは、私のBD-1がハイポリッシュであるからなのですが、、、

逆にマイナスポイントは、

(1)値段が高い

値段が高いっす!20,000円。でも値段には納得しています。できれば値段がこのまま下がらなければあんまり持っている人が増えなくて自慢できるなあ、なんて姑息なことを考えています(^^;

(2)少し重い

純正リアキャリアはアルミ製なので軽いです。セキサイダーは1kgとのこと。まあ大した違いじゃないとしましょう!

まあ、そんなわけで買うことは決定だったのでした。

■いざ杉並区へ

朝の9時に出発。

ちょっと道を考えていたが、1回もいったことない道もいいなぁと迷い、とりあえず最初の食料を買うセブンイレブンで地図を立ち読み。

で、結局一番自分が間違えないで済む、

横浜→国道15号で多摩川大橋まで→多摩サイで二子玉川くらいまで→環八で杉並まで

としました。

多摩サイまでは順調に進み、それから丸子川の横の道をずっと進みました。

大きな道が出てきたら右折して環八に合流だ!と思っていたのですが、なかなか大きな道がでてきません。

田園調布ののどかな町並みにうっとりしながら適当な道を曲がってしまおうと右をみると激坂。

どこもかしこも激坂。どうやら激坂は登らないといけないようです。

ちょっと楽そうなところがあったので、そこをアタック。登りきると環八でした。

環八をどんどん進んでいくと、等々力渓谷が。ちょっと探検したかったのですが、

「今日は行かないといけないところがあるからな」

とそのまま通り過ぎました。

この日、私は100キロ走りたかったのです。ちょっとした冒険ですが、和田サイクルまでおそらく40キロなので往復で80キロ。

プラス少しどこかをよって20キロって考えていました。

夜からは食事の約束もあるので、6時には横浜の自宅に帰らなければいけません。

 

環八はとっても自転車にとって楽しくない道でした。

路駐は多いし、横断歩道のない交差点も多いしで渋滞していて空気も悪かったです。

そうこうしているうちに、高井戸をこえ、中央線の線路も超えました。四面道交差点をそのまま進みます。

たしかこのあたりが桃井(和田サイクルは桃井4丁目)、、、と思って走っていると、いつのまにか井荻駅まで走っていました。

まあ、いいやとついでに前住んでいたアパートを見て、おいしかった中華屋さん「子虎」までいって昼食、と思いましたがおなかいっぱいだったので、写真だけとって井荻駅までひきかえしました。

井荻駅前の本屋で文庫本サイズの地図を購入し、桃井4丁目の位置を確認し和田サイクルに向かいました。

和田サイクルは青梅街道ぞいにあるので、四面道を曲がらなくてはいけなかったのでした。

そしてついに和田サイクルに到着しました。


■いくつものセキサイダー

和田サイクルには2,3人のお客さんがいました。なんとなく話づらくて、しばらく店の中と外をうろうろしていたのですが、決心して和田さんに話し掛けてみます(それにしても和田さんって本とかでみたそのまま!話した感じもイメージそのまま)

「すいません、こちらで作っているリアキャリアがあると聞いたのですが、、」(セキサイダー下さいとは言えなかった)

「ああ、いくつもあるんだよー」

と、3種類ほど見せてもらいました。オリジナルの長方形のもの。それのショート形。それにnak(た)さんと同じ台形のもの。

ここでえらい悩んでしまいました。台形のものがnak(た)さんが実際使って「良い」といってるので、ハズさない気がするのですが、長方形のもののほうが折りたたんで立たせたときの安定感があるような気がします。(実際はどうなのかよくわかりませんが)

悩んでいると、他のお客さんから話し掛けられたのでしばらくBD-1談義をしていました。その人はBD-1(Red)に乗っていました。

30分くらいそのようなことをしていました。いろんなお客さんがきたり帰ったり。

そのなかでリアキャリアをみながら唸ったり、BD-1談義をしたりを繰り返していました。

ふと気配を感じてふりむくと、nak夫妻がいました。今日は誰とも会えないと思っていたのでちょっと感動しました。

nak(あ)さんは、セキサイダーのもう1パターンを頼んでいて、それも見せてもらいました。セキサイダーは4パターンになってしまいました。

もう1パターンは、台形パターンと形はだいたい同じなのですが、とりつけたとき、地面と水平になるようになっていました。

普通のセキサイダーは、斜め後ろに下がるような形状をしているのです。

私は、それいいなぁと思い、和田さんに「これってもう1つないんですか?」と聞いたら「これしかないんだよ(^^)」と言われました。

で、作ったはいいけど、まだ実際にとりつけて試したことがないとのことだったので、試しにつけてみることにしました。

nak(あ)さんが「全部1つずつしかないみたいだから、試しにつけたものをみてからにちさんが好きなのを選んでもらっていいですよ」と言ってもらえました。

次の週のオフでみんなに見せたかったのですごくうれしかったです。(あ)さん、ありがとうございます!

で、つけてみてnak夫妻、にちの3人の結論は、台形パターンの前のバージョン(ようするに(た)さんがつけたもの)が一番見た目がかわいいし良いということになり私はそれを買うことにしました。(あ)さんもそれを買うことにし、少し設計に変更点をつけて発注していました。

それから取り付けになったのですが、和田さんは忙しいので自分でとりつけることになりました。

しかし、普段やっていないのに加えて不器用な私なので、なかなかうまくいきません。時間は刻々と過ぎていき、自走で横浜まで帰るのを断念せざるをえなくなりました。

作業中、(た)さんに自転車を抑えていただいていたのですが、女性に見られていると思うとプレッシャーがかかります(笑)

(あ)さんに手伝っていただいたりして、冷や汗をたらしつつ、なんとか作業終了。

自分で取り付けたということで感無量+愛着が湧きました。

ふとみると(あ)さんが自分のパシ18に何か取り付けているではありませんか。

そう、それは「リクセン・カール」のフロントバッグなのです。

ムラムラムラ、、、それも欲しかったりする。でも我慢我慢  (^^;

あれっ、上の透明カバーに文庫サイズの地図がセッティング。とってもみやすいのね(・▽・)

井荻駅で買った文庫サイズの地図がフラッシュバック

「(あ)さん、それ、おいくらでしたか?」

 

既に時間は4時を回っていました。

忙しすぎる和田さんにお金を払うのに苦労しつつ、荷物をカバンやセキサイダーに収め和田サイクルをあとにしました。

四面道交差点で、私は荻窪駅へ、夫妻は環八を走っていくということでここで別れました。


■荻窪駅から輪行

荻窪駅からの輪行で、セキサイダーの実力をみてみようと思いました。

まずは切符を買いに移動。コロコロコロ、ああらくちん。

それから自動改札を突破。今までは自動改札機にゴツンゴツン、という感じで通っていましたが、セキサイダーがあれば

「先にいってて」

という感じでコロコロ、、、と自動改札を勝手にぬけていってくれます。これはよい!


しかし、階段での苦しさは特に変わらず。

ベルクロで前輪をしばってないので、ガクン、と前輪がはずれてしまいヒヤっとしたことがありました。

そんなこんなで、無事自宅まで帰り、食事にも間に合ったのでした。

更にそのあと深夜友達に襲撃されて、ヘロヘロになった3連休の初日でした。