ロカティオでチャリナビ[GPSで遊ぼうその2](20001008)


 エプソンのロカティオ(PNV700M・デジカメ付きモデル)を買いました。某ショップで、送料込み税抜き29800円也。これとゼンリンのj-tripと48MBの手持ちのコンパクトフラッシュで、何か面白いことが出来るのではないかと、注文して以降、ワクワクが止まりません。

 で、ようやく届いたので、早速遊んでみました。

 ロカティオも、ごく普通の8チャンネルGPSですが、とにかく小さいし(長さ17cm*横8cm*厚み2cm)地図をコンパクトフラッシュに入れておけば、かなり詳細なGPS地図ナビになります(当然ですが、ルート案内は出来ません)。一応、48MB一杯になるまで地図データを突っ込み(埼玉・東京・神奈川主要部は48MBで入ります)、近所をふらついてみました。

 とりあえずGPSとしては感度が弱いような気がしますが、GPSのみで位置はぴたりと出ます。j-tripの詳細地図も大したもので、近所の田舎道も全て入っています。これは「使えます」。日本の詳細地図が自由に入れられるGPSは、私の知る限りロカティオしかないです。
 これだけの性能があれば、日本で使うのならガーミンのマップ付きよりも便利なのではないかと思います。

 あと、ロカティオの良いところは単三2本で動くことです。反射型カラー液晶で電池の持ちも良いし(5-6時間位は使えそう)、デジカメも付いているし、携帯やPHSでのインターネットやメール機能までついています。もともとこの機種の元になった1000Pは、DDIpで売られていた端末ですから、PHSとの相性は良さそうです(コネクタ1本でOK)。
 おまけに、このロカティオ・デジカメモデルにはメタハイ(NiMHの1500mAh)が4本付属し、充電器まで付いています。このメタハイ+充電器だけで4000円はしますから、かなりお買い得ではないでしょうか。
 よほど売れなくての処分売りでしょうが、29800円で売ってしまうのはひどすぎます(笑)。これだけ良く出来たGPS地図+デジカメ+通信ツールは、他にありません。ザウルスのように手書きペンで漢字やひらがなカタカナも書けます。文字認識性能はザウルスよりも悪いですが、少なくとも携帯でぽちぽちとメールを打つよりは良いでしょう。最も私はこれらの端末でメールを書こうとは思いませんが、ネットを見る端末としては液晶がでかい分便利です。これで29800円なら、間違いなく買いです。

 さて、ここまで基本機能を堪能したら、次に考えられる用途は、やはりチャリナビでしょう。ガーミンのGPSであればチャリマウントキットがあったりしますが、もちろんロカティオにはそんなものはありません。無ければ自分で作るしかないということで、ちょっと作ってみました。

 自分なりに考えたチャリンコ用マウントキットの必要な機能は、
1.脱着が簡単にできること
2.チャリンコから外した状態でも携帯に便利であること
3.クッション保護ができること
4.万が一マウントキットが壊れても、ロカティオが落ちないように出来ること
5.ペン操作もできるようにすること

 ということで、あちこち探し回り、集めたものは以下の部品です。

種別 メーカー・品番 価格 コメント
ナイロンポーチ GULLWING 33399-01 1220 これは、ロカティオチャリンコマウンターのために生まれたような(笑)ものすごく便利なポーチです。ベルトにも着けられるし、肩からも下げられます。今回はこれを改造しました。
自転車用パッシングライト   877 チャリ用の電池内蔵式パッシングライト。盗難防止のため簡単に取り外せるマウント式になっています。これのマウント部分だけをカッターで切り出して使います(笑)。
アクリル板 住友 180*180*2mm 330 これは補強用裏板として使います。発泡アクリルがあればネジ止めにベストなのですが、無かったので仕方なく購入。バルサでも良さそう。
発泡ゴム 東京防音 150*150*5mm 140 アクリル板に張り、防振材として使います。
透明塩ビシート 200*900*0.5mm 100 900mmも必要ないのですが、幅が一番小さかったので購入。1m500円の計り売りものを20cmだけ購入(笑)。
甲丸スナップ クロム鉱製 60 キーホルダーの部品です。大抵のホームセンターにあります。これでロカティオのストラップを止めて、落下防止にします。
ステンレス2重リング 10φ 30 ポーチとスナップをくっつけるための部品。
マジックテープ 150*25mm 125 普通ののり付きマジックテープ。縦に半分に切って使います。マジックテープを使うことで、ペン操作が必要なときに簡単に外せます。
アロンアルファ     とりあえず、定番。マジックテープののり補強・マウントの補強・発泡ゴムとアクリル板との接着・透明シートとボーチの接着等々に使います。
木ネジ 6mm長位の皿木   マウントとアクリル板とポーチを一気に固定するために使います。更にすき間にアロンを流していますので、まず外れることは無いでしょう
合計   3000円ほど まぁ、いいか。

 このポーチは、本当にめっけもんでした。この手の製品の中ではそれほど安いものではないのですが、まず、ペラペラで軽い、加工ははさみでOK、ロカティオの高さと合う、チャックがたくさんあって色々なところから色々なものが突っ込る(笑)など、非常に使いやすいです。今回は一番外側のチャックからアクリル板と発泡ゴムを突っ込みました。
 また、カチッと止められるスナップが付いていて、裏返してハンドルをぐるりと巻き込んではめればそのまま落下防止用にもなります(下図(4)参照)。普段はベルトに付けたり、肩から下げたり出来ますし、カバンに突っ込んでおいてもかさばりません(下図(5)参照)。更に、スナップ装着用のリングが付いていることもミソで、ここにスナップを付けてロカティオのストラップと連結できるようにしておくと落下防止に大きな効果があります(下図(2)参照)。うーん。すばらしい製品。

 パッシングライトは、単なる部品取りです。ばらばらに分解し、プラスチックのマウント部分だけをカッターで切り出します。このハンドル装着部分をチャリンコに付けておき、マウント部分をポーチにつけておけば、必要なときにパチッと止めるだけでGPS付きチャリの出来上がり。便利でしょ?

 加工は簡単です。ポーチの内ポケットをロカティオの液晶が見えるくらい切って、そこにマジックテープで透明シートを付けられるようにします。ペン操作が必要なときはマジックテープを取れば良いだけです。一応底面はマジックテープではなくアロンで固定しておきました。これならロカティオが底抜けすることはありません。
 裏側は、アクリル板と発泡ゴムを張り合わせ、一番外側のチャックの中に入れます。その後、パッシングライトから切り出したマウントをアロンでポーチに貼り、更に木ネジで止めます(下図(3)参照)。木ネジで止める前にちゃんとキリで穴を空けておかないと、アクリル板が割れます。これが嫌なら、発泡塩ビが良いです。これで完璧。

 完成写真を下に置いておきますので、ご覧下さい。

(1)部品一覧

(2)完成後(表)
透明シートは写真では見にくいですが、良く見れば解るでしょう。
画面右側のスナップ付近はアロン止めで
画面上下部分はマジックテープ止めにしてあります。
また、ストラップとポーチをスナップでつないでありますので
マジックテープが外れても、ロカティオ本体は落下しません

(3)完成後(裏)
ベルト穴の横にパッシングライトから切り出したマウントを付けています
画面下側にチャックがかすかに見えますが、
そこからアクリル板と発泡ゴムを突っ込んでいます

(4)チャリンコ装着時の巻き方
これはハンドルに固定した様子を横から見た図です。

見にくいですが真中の渦巻きがハンドル固定部分でハンドルに
ネジ止めできます。そこにマウントでカチッとはめるだけです
更にポーチを裏返しにしてぐるっとハンドルに巻き
ホックを止めれば、まず落ちることはありません

(5)携帯時
これなら怪しまれることは無いでしょう(笑)

(6)ポーチの説明書
このポケット部分を切って改造、アクセサリリングにはスナップを付け
背面ポケットからアクリル板と発泡ゴムを入れます
ペンケースには予備の単三がちょうど入りますので便利です