そもそもこのアリゾナは最初はメキシコ領でした。テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアはメキシコの一部でした。メイフラワー号でアメリカ東海岸に上陸した人々は西へ西へと移動していきました。アメリカ北部はフランスとの戦いで、そしてゴールドラッシュに沸いたカリフォルニアをスペインから獲得していきました。しかし、自然条件の厳しい南部は最後まで残りました。しかしついに1800年代の半ばメキシコとの戦いに勝ちアメリカの一部としたのです。その中でもアリゾナはもっとも遅く州になりました。その後はハワイ、アラスカがアメリカの州になったのは皆さんもご存知のことと思います。この広いアリゾナを巡ると当時の面影を年代を追って見ることができます。開拓時代のカーボーイたちが暮らした街並みには映画の西部劇の舞台になった場所が多く見られます。「OK牧場の決闘」の舞台となったところもメキシコの国境に近いツーソンの町の郊外にあります。今でこそこの灼熱の地でもクーラーを使って夜は快適に暮らせますが、当時は家の屋根に乗り、そこで横たわって夜は寝た、と聞きます。このあたりには毒蛇のガラガラヘビも多く、屋根に寝ていたところを噛み付かれ、命をなくした人々も多かったそうです。メキシコとの国境に近いせいもあるのでしょうか、ここはアメリカというよりもメキシコ色が強く、建物にもどこかエキゾチックな雰囲気が感じられます。私が子どもの頃「ララミー牧場」という西部劇がテレビで放映されていました。夢中になって見るうちにその世界に引き込まれて西部劇が好きになり、いつかアメリカに行ってみたいな、とよく思ったものです。その頃のアメリカの映画やテレビ番組は古きよきアメリカの姿を残し、人々の心情を浮き彫りにし、人間味あふれたものが多かったような記憶があります。時の流れでしょうか?今はずいぶんと変わってきたような気がします。時が人を変えるのでしょうか、それとも人が時を変えるのでしょうか。


モニュメントバレー
国境近くの教会
西部劇の舞台
西部劇の舞台

