風水の誕生
アジアへの波及
日本への伝来
琉球への伝来
◆風水説において吉地を判断するのに、その基本的観点となるものは一山、二水、三方位
 の三者です。この一山、二水、三方位の条件は風水誕生以前も、そして今日においても
 生活をする上において、重要なポイントとなっています。
  
   北風を防ぎ、薪や山菜や果実、猪に熊、鹿を提供する山は、
   狩猟民族のみならず農耕民族にとっても、そこに山がある事は重要なことです。
   ましてや、南方位が開けて見晴らしも良く農地に適し、
   北の山を水源として川でも流れて南下していれば、村落が出来ない訳がありません。
   風水以前から生活環境の選択に関しては、
   本能的にこのような場所が選ばれていたのでしょう。 
                                     (村山智順著「朝鮮の風水」より)



◆風水とは、

   準科学的な組織であり、
   死者や神霊や生者が自然の好適な影響のもともとに、
   専らもしくは能うかぎり永く、
   そこに落ち着くことができるようにするために、
   墓とか寺院や居宅をどこにどのように造るべきかを、
   人々に教示するものと想像されている組織」   である。
                                      (デ・ホロート「中国の風水思想」より)



◆風水の本質は生気感応とされています。
 風水最古の経典とされる青鳥経”に、

    百年幻化。離形帰真。精神入門。骨骸帰根。吉気感応。累福及人。東山吐焔。
    西山起雲。空吉而温。冨貴延綿。其域反是。子孫弧貧。

 とあります。これは、

    人が老いて死ぬのは、仮の和合体たる形態が分離して和合以前の真体に帰る。
    この真体は精神と骨骸とであるが、精神は宇宙の精神界(天)に入り骨骸は根、
    即ち地に帰る。この地に帰った骨骸は吉気に感応すれば、その子孫に幸福が及ぶ。
    それは、東山に炎が上がれば西山に雲の起こる如く、同気相応ずるから、
    父母の骨骸が吉気に満ちた温穴に埋蔵せらるれば、その子孫は冨貴延綿を将来するが、
    もしこれに反すれば子孫は衰退する。

 という意味です。
 
 この吉気感応親子感応の思想が、実に風水の本質を言い表しています。
                                       (村山智順著「朝鮮の風水」より)