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Last update : 2000 07/30
活動日誌
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7月29日 ヨコスカ巡航。

海防研主催の「三笠」見学会へ行く。

横須賀中央駅集合、引率の服部先生を待ってカレーを食い、記念艦「三笠」へ。 糞青い空の下、海風に吹かれながら待つうち、本日の講師のあべさんと邂逅を果たす。 何やら人の行けないあたり(中甲板かな?)に案内して頂き、ついでに図書室も見せてもらう。 うわ、何か眼の色が激変したよこの人達(例によって含俺)。
で、艦橋だの最上甲板だの上甲板だのを案内してもらう。 あべさんの「日本海海戦の東郷提督が指令塔にいなかった理由は 高所にいて海面を見渡す必要があったからである」説は、 ものを目の前に見ているだけに、説得力があった。
それにしても、暑い。

で、本土に上陸して旧砲台跡へ。
日本軍は横須賀軍港と東京を防衛するために、東京湾口を扼する各所に要塞を築いていて、 向かった所はそのうちの1つで、現在は横須賀中央公園と言う。 日が暮れれば、眼下に光の花を望む場所であることは言うまでもない。
横須賀中央駅の東側の坂を登り、左に折れて・・・あの私、5月にここに来たことあるんですけど。 即ち横須賀市文化会館の裏山が中央公園であり、往時は6門の28センチ砲が東京湾を睨んでいて、 文化会館のあたりにも6門の28センチ砲が置いてあったらしい、と。
うっひゃ衝撃の事実発覚、という瞬間であった。

で、横須賀中央駅前で飲み会。
思わず「帝国海軍巡洋艦超大型教導駆逐艦説」を開陳してしまう。 でも何か受けてる。まぁよし。

1時間半ほど飲み放題して、今日は暑くていい一日だったと思いながら帰路についたのだった。

今日の一言:
「新高」って座礁してるんですが。


7月28日 現在分量27ページ。

また平河町へ。
海事資料センターに行った目的は2つ、 改E型船の生き残りを捜すこと、 もう1つは川南工業という会社の末路を調べることである。

戦中戦後にかけて建造された改E型船だが、「船舶史稿」の記述によれば、 1990年時点で2隻が生き残っていたんである。 播磨松浦の「第二十五南進丸」と、摂津造船の「光照丸」の2隻が、 どちらも東南アジアで。
致死的に重い「Lloid's Resister」のページを駆る。 船名録なんぞ見たことがないので、読み方が分からなくて苦労する。
で、「Lloid's Resister 1999-2000」に「第二十五南進丸」が マレーシアの船会社の「KUH POH」として載っておる。 船齢既に57、本当に動いているのかは知る由もないが、 何か主機械も建造当時のF5ディーゼル(多分)のままだ。 ベトナム政府の持ち物となった「光照丸」は記載がなかった。 どうなったのだろう?
「戦時標準船を見に行くマレーシアの旅」でも企画しようか。

で、戦時標準船建造で欠かすことの出来ない存在である川南工業。
昭和12年に出来た会社で、昭和30年9月7日に破産宣告を受けているので、 まぁ潰れたのは間違いないのだが、その経緯もさっぱり分からない。 仕方がないのでそこから一番近い某国立図書館に行くものの、 全く成果なし。うぅむ。


7月22日 書庫のある家。

1100時、書泉の6Fに集合して寺西さん、じゃむ猫さんと合流する。 今日の目的は寺西邸訪問である。 寺西さんの口癖「私は大した資料持ってませんから」の是非を問いに行くのである。 例によって書泉6Fに集合しておきながら客としての行為を全く行わず、 「書店で買えるお勧めの本」を披露しあった後で寺西さん宅に向かう。

寺西さんの家には寺西さんの本棚が3本あり、図書館でしかお目にかかれない本で埋まっている。 この期に及んで寺西さんは「大した資料ないでしょう」とおっしゃるが・・・。
わたし:「日本人のおうち1万軒を訪ねてもこんな本置いてないと思いますが。」
猫さん:「その10倍でも無理じゃないですか」
という会話で、書庫の中身のレベルの高さが知れる。

ひとしきり(っても膨大な量だ)資料の交換やら解説やらが終わったあと、 海防研で進行中の計画について、謀議が行われる。 主力艦のラインズを見たいと言ったところ、次から次へと資料が出てくる。 うぅむ。羨ましい・・・。

当然、お盆の計画も練られる。「でんわちょう」を見たところ、 純粋な艦船サークルは僅かに4つ。うち2つは直接関係者。
それにしても、戦時標準船の線図って異様だなぁ。

本日の人生設計:
書庫付きの家を建ててふねの本で一杯にしよう。


7月18日 T大っていいなぁ。

何かないかと思って「戦時標準船」をキーワードにWebの海を漂流する。 例によって、そんなに俺的使えるところはなさそうだ、と思っていたところ、 こんなところを見付けてしまう。

東大大学院経済学専攻に在学中の方、募集中です〜。(笑)


7月17日 平河町。

とりあえず、海事資料センターに行く。
これまでに借りた本を、もう一回借りてみる。
ちょっと工程管理の不行き届きである。
来年からは昼休みに行けたり・・・しないだろうなぁ。

何か煮詰まって来て、余計な思案ばかり浮かんでくる今日この頃。
当日に新刊はありやなしや。


7月16日 建造状況。

かくして、夏合わせの戦時標準船は遅れ放題。
(何せ戦時標準船だものだから。)
とりあえず、「改E型船編」として、そこだけは発行しようかと。

現在、工程は「第1ページ執筆中」。どうなることやら。


7月15日 溶接とは。

寺西さんのお誘いで、溶接の専門家で、福田烈氏を知っている方にお話を聞く機会を得た。

「西島亮二回想録」を昔持っていらしたそうなんだけど今はお持ちでないそうで、 ちょっと残念である。まぁ読めると思ってないからいいんだけども。
どうも大学の大先輩にあたる方になるし、 お話にも造船界の先輩方のお話がちょくちょく出てきて面白かった。


7月14日 国土交通省。

そういうわけで、来年から国土交通官僚になることが決まったらしい。 恐らく海事局か地方運輸局、凄くうまく行くと海上保安庁あたりに配属されるのだろう。
やっていけるかどうかは不安だけど、まぁ何とかぼちぼちと。

BlueLine_2 玄関へ

Constructed by Kyosuke Fujiwara ,in 1999.