緑の美しい季節になりました。はやばやとの台風には驚かされましたね。 小学校ではすでに参観日や家庭訪問などがされていたり、運動会の練習も始まったり、動きが速く感じます。 私は「頑張っているときに頑張りすぎないでいいんだよと言われたって、今は頑張っちゃうのよ。頑張っているときには頑張ったらいい。もし、本人の力量以上に頑張りすぎたら、そのうち体調が悪くなったり、何らかの症状が出てくる。そしたら、頑張って疲れたね、とホッとさせてあげたらいいじゃないですか」と話しました。 「え! それ、みんな言っているよ」。 さらに「机の上、スイスイできている?」というのは、手で机の上をスイスイすべらせる、つまりきれいになっている? ということだそうだ。 担任の人柄がわからない、考え方がわからないという不安から、いっそう懐疑的に見てしまうのではないかと思いました。
保育園、幼稚園の保育者から寄せられる話も、まだきちんとできない子どもにきちんとを強要。まだ食べられないのにさっさと食べるように口に押し込む。ダメという言葉が日々頻繁に使われるなどの声が入って来ます。 こちらは、親は実際を見ていないのと、子ども自身が伝える能力がないので、親からの声より、保育者として気持ちがおさまらない方々からの声です。
りんごの木では、新しい活動を始めました。<子育てカフェ>や子どもの<一時保育><子連れオーケーのヨガ教室>などがあります。(ホームページをご覧下さい) 卒業生の親で保育経験者に担当をお願いしました。二人の子どもがいました。ひとりは顔見知りでしたが、この日は別人のように泣いていました。保育者が心に添いながら、話しかけます。すると、ちゃんと反応が返ってきます。靴を履いてお散歩に行きます。1歳半の二人に二人の保育者。贅沢なことではありますが、初めてのことに保育者は必死です。子どもも親と初めて離れて必死です。なんともすてきな光景でした。 かわいくて「明日も来てね」と言いたくなってしまいました。
今は、契約をし、お金のやりとりがあって子どもを預ける。何かがあったときのことを考え、責任をハッキリしておく。 かわいくていっしょにいたくなる子どもに代わって、ペットのイヌやネコがもてはやされているのかもしれないと思いました。 そんな気持ちをおとなたちに思い出してほしいです。 そんな気持ちを保育者は心の基盤にしてほしいです。(5月18日 記)
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