りんごの木は26日から二学期が始まりました。 初日はあいにくの雨。部屋の人口密度が濃いのだけれど、外に出ていく子が少なかったです。いつもは雨でも外の子がいるんですけれどね。そして、「そろそろ、かたづけよう」の声かけに、なにやらサッサと動き出す子どもたち。 あれ? ちょっと不気味。 久しぶりにくると、ちょっとよそゆきの気持ちなのかしら? いつまで続くのかしらと思いながら、私は翌27日から広島に行きました。
そのあと、委員の方々とおいしい、おいしいお食事に。 お話も弾み、おいしいものにも弾み、腹十二分目で夜中にホテルに到着。 だのに、翌朝、食いしん坊の私は、ホテルの朝のバイキングをあきらめられずに、食べに行きました。 おしゃべりで口を動かしている隙間に、食べものを入れて口を動かし、もう、お腹がいっぱいかどうかもわからないまま、しらす御膳を完食! しばらくすると腹十二分目を自覚。 ところが、さすがにお腹がぱんぱん。気持ちが悪くなってきました。胃も少しチクチクし始めました。 翌日は、常磐学園の講演です。なんと言っても十分な睡眠がないと集中力に欠け、講演に力が入りません。あー、後悔・・・。 悔やんでも、食べてしまったものは仕方がない。お腹に手を当て、うつらうつら……。少しは落ち着いてきました。翌日の朝は決してバイキングに行かないと決めました。
仕方なく「洋食」と言いました。 お皿にはスパイスがきいたような鶏肉が三切れと、トマトの煮込んだ野菜がのっていました。 私は紅茶と生野菜とヨーグルトをとってきました。 一切れ鶏肉を食べましたが「もう、やめなさい!」と胃が言いました。お皿はきれいで手をつけていないように見えます。なんとしても、もったいない。 言おうか、言うまいかしばらく考えていました。「いえ、けっこうです」と言われてしまうかもと躊躇しましたが、とうとう言いました。 そのときのうれしかったこと。スキップしたいくらいの気持ち。ちょっとあきれてしまいます。こんなことで、こんなにうれしいなんてどういうことでしょう。
知らない人に声をかけるだけだってむずかしいし、よかれと思ってもどう思われるかわからない。 この私でさえ一歩引いているのです。
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