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 23日は勤労感謝の日でした。

 最近、祝日が何の日か見当がつかなくなってしまいました。日にちがずれたりするからですよね。ただ、三連休ということだけがわかっていました。
 残念ながら土曜日は朝から講演、夕方からサタデーナイト(http://ringono-ki.org/top.htm)、月曜日は朝から晩まで講演でした。

 残念ながらなんて言ってはいけません。および下さった方々も同じですし、お招きいただけるだけありがたいことです。
 連休だし、朝の電車は空いていると、たかをくくっていました。

 なのに、祝日の8時はすでに空いている席がないほど人がいました。
 ちょっと体調が悪く、前日はさつまいもとお粥少々しかお腹に入れておらず、その日の朝はお湯を少し飲んででかけたので、カバンさえ重く感じていました。

(みなさんご心配かけるようなことを書いてすみません。たまには私もこんなことがあります。でも、だいじょうぶです。休んで温めれば)
 そこで、電車のシルバーシートに行きました。あいにく満員。

 でもね、全員若い! 男も女も、全員スマートホンに釘付け。

 後ろの窓ガラスには「優先席」と書かれ、「携帯電話の電源は切りましょう」とシールが貼られています。
 電車の乗ると、頭に来ることばかりなのですが、最近は、それで怒っていると、精神状態が悪くなりそうなので、気にしないようにしてきました。

 でも、でも、この日は頭に来ました。こんなふうに、誰も気にしないシルバーシートなんてつくるな! と、マジックでバツ印を描くか、シールでできているなら、はがしたいくらいでした。
 だれが、どうして、シルバーシートなんて考えたんだ? 

 かつては、荷物を持っている人が前に立つと「お持ちしましょうか?」と声をかけたものです。

 年配者が前に立つと、席を譲ったものです。

 そのマナーがなくなってしまったために、わざわざ、こんなことを考えたのでしょう。

 でも、こうやってもダメだった。

 いったい、どうすれば人との関わりや、人のことを思いやることができるようになるのでしょう。 ネットなどの悪用もあって、個人情報を保護し、みんな自分を守ることに精一杯。人のことなんて考えられるか、という人が多くなっているとしか思えない。そうじゃない人も、たくさんいますけどね。
 他の席は途中で降りる人がいたのに、残念ながらシルバーシートは全員終点まで交代なしでした。(そういえば、髪は白髪で、マスクをしていれば違ったかもしれません。弱々しく見えなかったのでしょうけどね)


 その後、渋谷からタクシーに乗りました。

 行き先は「オリンピック記念センター」と有名なとこです。ところが、運転手さん「住所わかりますか?」と聞くので、チラシを渡しました。すると、ナビをセットしたんです。

 たかが、1500円くらいのところですし、大きな施設です。今やタクシーの運転手さんの土地勘は私レベル?  と思ってしまいました。仕事にプライドはないのかしら?
 そんなこんなで、到着しました。
 全国幼児教室交流集会で、午前は講演、午後は分科会で4時まででした。お昼はおうどんをおいしくいただきました。

 

 しかし、自分にあきれます。こんだけ怒るってのは、元気な証拠だと思いません? 

 若い頃は、怒りをパワーに変えてきたように思いますが、いまでもそうかも……。
 身体にはきっと、日頃の蓄えがいっぱいついているのです。太っているというのは、こういうときに燃焼できるということです。

 いざというときのために、太っておきましょうね、みなさん。 (11月23日 記)

 

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