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 あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。

 例年のごとく、新年は家族が十二人集まり乾杯、おせちをつつきながらおしゃべりに興じました。甥が外国に行ってしまったので、賑やかな三人の小さい子どもがいませんでした。もうひとり、

「受験生で2日から塾! 今日だけが休み」ということで、中学三年の甥の子が欠席でした。

 ということは、塾の先生も休みなしっていうことですよね。神社仏閣関係、お店も、スーパーも、郵便局も・・・案外正月休みはなしの方々も多いのですね。ご苦労さまです。
 子どもの気配のない正月は、どこか気が抜けたようで寂しいものです。外でも凧揚げや羽根つき、子どもたちの声は聞こえません。この地域(東京・世田谷区)だからでしょうか?
 子どもがいるからこそ、伝承され続けていく文化ってありますよね。
 多少のおせちをつくろうかと、暮れにスーパーマーケットに行きました。ところが、材料買うより、できあがったものの方が、なぜか安い。ついつい、そちらに手が伸びてしまいました。おまけに、結構おいしいのです。私の中に培われてきたはずの母手作りのおせち料理は、あっけなく捨て去られようとしています。
 そういえば、和服などは茶箱(もともとお茶が入っていた四角い箱で、虫がつかないので昔から利用されてきたものです)に入れっぱなし。ところがです、浅草に行ったら和服の人がたくさん。でも、どこか、本物っぽくありません。布と色と柄が・・・。華やかなのです。和服を貸して着付けてくれる商売があるそうな。ですからほとんど外人の方です。外国の方は和服に憧れるのですよね。襟巻きもせず、寒い中、晴れ晴れと歩いておられます。
 着てみたいとは思いつつ、半襟をつけたり、後始末を考えると、なかなか気が重く、まぁ いいか、となってしまいます。いい商売を考える人がいるものですね。外国の方が日本の文化を伝承していってくれているなんて、なんか変な気持ちです。私たちも同じように借りて面倒なく和服に親しむといいのかもしれません。浅草は、人がたくさんいましたが、ちゃんと新年を感じてきました。
 7日までなら郵便料金が安いという強迫観念が背中を押していたので、ひたすら賀状書きに励みました。でも、まだお返事していない人がいます。ごめんなさい! いただくのは楽しみにしていますので、ご心配なく。
 そして、いよいよ9日から保育が始まります。長い冬休みのようでしたが、片付けもせず、本も読めずで終わってしまいました。毎年、そんなことを言い続けてきたような気もします。
 親御さんには長—い冬休み、お正月も加わっておつかれさまでした!
 今年もつれづれに書いていきます。よかったら、見て下さいね。
 今年も元気にスタートします!(1月8日 記)