先週の金曜日、5歳児と遠足に行きました。
 最近めっきり保育に参加することが少なくなり、楽しみにしていました。
 電車を乗り継いで町田まで行き、そこから徒歩15分くらいのところにある、「せりがや公園」内の「せりがや冒険あそび場」が目的地です。大きな公園で、一角に冒険遊び場「せりぼう」があります。
 先月、そこで講演をさせてもらいました。知り合いが頑張っている場所でもあり、始めてうかがってみたら、これがいい! 木々の中で斜面が適当にあり、木のブランコやハンモック、造形できるコーナーや木工をやる場所もあり、きめ細かい気遣いをしている場所だということがわかります。
 いいところだとわかったら、せっかちな私。保育者をけしかけて遠足。
 もうひとつの訳は、その近くに引っ越した子がりんごの木に毎日通って来ています。彼女親子がどんな道筋をたどってやってくるのかもみんなで知りたいと思いました。
 さーて、朝9時にシートが入った大きなリュックを背負ってりんごを出発。保育者は三人。私のリュックは軽くしてくれていました。子どもは32人です。
 都会の街の駅(センター南ですが、自宅はへんぴなとこなので)を歩いていると気になるのは臭い。換気扇から料理をしている臭い、特に揚げものの臭いが鼻につきます。外食産業が盛んになればなるほど、人口密度の高い商店が多い街は料理臭に包まれていくのかもしれないと、ついこの前うかがった地方の自然豊かな光景が目に浮かびます。
 子どもたちと電車を乗り継いでいて思うことは、階段がなんと多いこと。子どもたちと一緒ではないときは、もちろんエスカレーターを使いますが、子どもは使いません。こんな時迷いますが、手を繋いで歩いている子どもの手を振り払う勇気はありません。やっと、町田の駅に着くと、例の臭いが充満していて、歩道を歩くとき換気扇を避けたくなってしまいました。
 公園の入り口に着くと、かなり長い階段を下ります。すでに「帰りはこれを登るんだ」とぞっとしている私。
 やがて進むと、なんと広々としたところに大きな丸い池というかプールというか(深さは30センチくらい)、その真ん中にはとてつもない大きなモニュメントのシーソーが揺れ動き、ジャーと水が落ちてきます。確かにいい天気でした。しかし、すでに十一月半ば。でも、子どもたちはパッパッと服を脱ぎ捨てパンツ一丁になって、水の中に走って行きました。濡れても、動いているせいか寒くはないようです。けれど、ひとり、ふたりと震えながら出てきました。裸にカッパを着て打たせ湯のように水に打たれていた子もいます。
 いつもの光景ですが、周りには保育園らしき散歩に来ている子が何団体かいます。みんな二列で手を繋いで、ちゃんと歩いています。
 りんごの木の子は本能的? 野生児? それとも、近所の子は慣れているから池や水を見ても興奮しない? 
 掃除が行き届き池の床は滑りません。子どもが入ることを想定して作られているようです。いいですよねー。夏は大賑わいになるようです。近所の子は季節をわきまえているのかも?
 寒くなって、着替えて、やっと冒険遊び場にたどり着きました。また、蜘蛛の子を散らすようにてんでにあそびはじめます。
 子どもは斜面を縦横無尽に走り回り、坂だと気づいてないかのよう。私には応えます、坂が。
 あそんでいる間に私が呼ばれたのは「ブランコから落ちたー!」と「足が痛いって動かなくなっちゃった」の二回だけ。両方とも軽傷でした。つまり、子どもが困るのはこんなときだけなんですね。
 歩いてすぐの子どもの家もおたずねしました。美しい家にどやどやと・・・。
 長い道のりを帰路につきます。車が通る道はちゃんと一列になって歩きます。無事ご帰還。解散三時半。
「あー、疲れた! もう、5歳児の遠足に行くのは無理」と、大騒ぎの私。体力不足、老体が身につまされました。
 ところがです! その夜は熟睡。なんと翌日は身体が軽く感じたのです。いままで、運動不足? いえいえ、ちょっと省エネしすぎの日々だった? 

 なんか、また、行きたくなっちゃった!(11月21日 記)


 

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