いよいよ師走ですが、寒かったり暖かかったりで、いまひとつ12月の冬を実感しにくいですがこれからでしょうか? 
 ss今月に入ってからのあれこれを振り返ってみます。
 まず1日の「りんごまつり」から始まりました。これは自主的な親たち有志で催されました。誰かが言い出して「この指止まれ」方式でいきますので、毎年あるのですが、そのときどきで違います。今年は子どもの遊びコーナーと、食べ物コーナーでものすごい種類の食べ物が売られました。その場で食べられるメニューも多く迷う迷う、何種類もは食べられないお腹。私は初めてのラーメンをいただきました。これがおいしい! チジミは韓国のお母さん指導の下、たこ焼きは大阪仕込みで大阪のおばちゃんに仮装までして目立つこと! 買うと飴をちゃんひとつくれて極めています。
 この日の親たちのパワーは圧巻でした! 「キッチンりんご」を始めたい気持ちになってしまいました。大勢が同じ方向を向いて突進していくと、こんなことになるんです。「すごいですね」とお父さんに声をかけたら「ぼくにできることは、子どもが邪魔しないように相手していることぐらいですかね」と笑っていました。父たちもわかっていますね。通行人にご迷惑にならないように見回り隊もやってくれていました。
 3日は群馬にうかがいました。二時間半話して移動、少人数で1時間半で帰路に。
 当たり前になっていることを振り返ってみましょう、という提案をさせていただきました。
 週末は鳥取市のNPO「ハーモニーカレッジ」にうかがいました。

 ここはさまざまな活動の中のひとつに「牧場ようちえん」もやっています。その名は「ぱっか」。山の上にあり眼下に鳥取の街が見えます。

 馬とポニーがいて、スタッフの中に馬の気持ちを熟知している方がいました。

「どうしてこんなにわかるんですか?」と聞きましたら、

「北海道で馬のことを勉強してきました。自信満々でここの馬の前に立ったら、逃げられたんです。ショックでした。それから目の前の馬に向き合ってつきあってきました」と話してくれました。
 同じですよね。保育の免許とって、勉強して、でも子どもの前に立ったら何も知らない、どうしていいかわからない自分がいませんでしたか? 言葉を使わないコミュニケーションを通して相手を知っていくのは、まさに子どもと同じ。馬との話し方を少し教えてもらいました。
 私は馬に乗ったことは二回くらいしかありません。それも、こんな話を聞かずに、ただ乗って牽いてもらっただけの体験です。

 本来動物はちょっと苦手です。子どもの頃はイヌやアヒルは飼っていましたが、ウサギもかったことがありますが、気持ちが通うほどには至らなかった気がします。

 ペットとしてつきあうのもどちらかというと苦手です。人間と違う動物を人間側に引き込むのは申し分けない気もするのです。で、乗ってみようとはあまり思っていませんでした。でも、この人のいるところで乗りたいと思い、お願いしました。

 なんて敏感な馬でしょう。顔の下から見上げるように「よろしく」と言うと鼻を近づけてきました。教えてもらった通りに、ちょっとかかとを馬の身体に当てると歩いてくれます。ちょっと両足をお腹に寄せると止まります。だんだん馬の温かい体温も感じます。
 ということで、いままでにない体験をさせていただきました。

 次の日、講演が終わってからも馬に挨拶に行きました。


 10日は西東京市の幼児園。前述「ぱっか」もここも無償化になっています。けれど、埼玉県からここに入っている人は対象外だとか・・・? もう、なんかめちゃくちゃな無償化です。
 14日は卒業した保育専門学校の同窓会と講演に伺いました。卒業して50年もたっています。すごい年月がたったのだとあきれました。
 この二週間もいろいろありました。隙間で「i新聞記者」のドキュメンタリー映画を、民芸の芝居「泰山木の木の下で」も見てきました。その話は、またいずれ。
 残り少なくなってきました2019年。風邪をひかずに駆け抜けましょう! (12月15日 記)

 

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