ぬぬ

 新型コロナで不安を抱えているところに、今度は大雨。踏んだり蹴ったりというか、人間を試されているというか、自然界の脅威を感じます。
 よく換気をし、密を避けながらの保育ですから、りんごの木では必ず外で過ごさなければならないグループがいます。子どもたちは体調を崩していない限りは、どんなとこでも元気にあそびます。ザーザー降りの中でも「たのしい!」と言えるのですから、やっぱり自然界に近いのでしょうかね。体が濡れて冷えないようにだけは、気をつけましょう。冷えたら、温かい飲みものやお風呂で体を温めましょうね。

 

 今回はセミナーについて書かせて下さい。
 りんごの木を始めた頃、保育者が保育者とともに育っていきたいと思い、近隣の保育者の方々によびかけて勉強会をしていました。現場での話をしたり、知り合いを講師に招いたりして。徐々に人数が増え、世田谷・下北沢のタウンホールを借り、一年に一回「夏季セミナー」としてスタート。ここ十数年は川崎市・溝の口にある「高津市民館」を会場にしていました。“自分(わたし)が聞きたい人に聞きたい話を”と、わがままな企画です。

 さらにありがたいことに、たくさんの方の参加費は、保育だけでは運営出来ないりんごの木の経営も支えてくれています、

 今年で30回目になります。

 

 ところが! 新型コロナの騒動が始まりました。どうやら長引きそう……。
 一般的には中止のところが多かったです。私が受けていた講演依頼もほとんどなくなりました。りんごの木はどうする? 簡単にやめるのもなんかねぇ。何もやらないのは、どうにも悔しい気持ちです。
 まだ、どうなるかわからない四月、頭をぐるぐるさせて考えました。そして思いついたのは、3名の方に講演いただいたものをDVDにし、冊子も作って販売するということでした。(講師の方は一年前から依頼しています)
 思いついたときは、もう、「すごくいいこと考えた!」
 ちなみに私はこのセリフをよく使います。今の場所(都筑区)に引っ越したときも、子どもを八ヶ岳の清里に雪遊びに連れて行くことを考えたときも、今来ている子どもの親からとりあえず月謝をいただこうと決めたときも「いいこと考えた!」とスタッフ(保育者仲間)のミーティングで叫んできました。今回の案もみんな賛成してくれました。
 ところが、急激なコンピュータ文化の進化。DVDと冊子はもはや、ださい!
もはや会場にいないのに、自宅でオンラインで講演会を受けることが、どんどん可能になっていったのです。
 それからは私よりスタッフがどんどん先を走ります。
 とりあえず映像で発信することが可能かどうかやってみよう! と、なりました。
 ユーチューブを作ってみることになったのです。私はてっきり誰かに依頼するのかと思いきや「映像を撮ってみたい人!」「テープ起こしして、テロップを作ってみたい人!」「編集してみたい人!」って、募っているじゃあありませんか。
 この時点でびっくり仰天です。だって、誰もやったことないんですよ。さらにびっくりです。何人も手を上げるんですから、すごいです。
 そして、お試しにやってみたものがホームページの「愛子の部屋」です。いままでに4本作りました。
 未熟ではありますが、おおよその見当が付いて、夏季セミナーはやることになったのです。でも、オンタイムというほどの自信はないので録画にして、配信するという方法になりました。
 今回のことで私は学びました。
「やりたい」という気持ちは、不可能を可能にする。
 ひとり一人の特徴が活きてこそ、バランスのとれた集団ができあがるということ。
 これはおとなも子どもも同じだと思います。

 

 さて、映像にするまでは見当がついたのですが、配信方法が宇宙規模の話。ネット配信の専門家たちがいろんなツールを作っていたんです。勝手にやれないようです。本来は対面して研修会をやりたいので、今回一回のために複雑なやり方や契約はと躊躇する気持ちがありました。最終的に原点のDVDと冊子という振り出しにもどりそうなときにやってきました、お助けマン! 
 創設メンバーのひとり中川ひろたかの息子は、3歳の時に保育した子。その子がいまや三十代半ば「ソングブック・カフェ」の社長!「ホイック」という保育関係のもろもろを手がけていて、有料配信の心強い経験者。
 私たちだけで八月初めまでには間に合わないと判断、知っている人に頼ることにしました。で、販売、配信に関してはソングブックが手伝ってくれることになったとうわけです。ホッとしました。
 なんとなく実現可能な下準備が整った気がします。まだ、撮影もしていないのですから油断大敵、これからです!
 いつにない新しい出来事を通して、新しい仲間関係も、新しい活動の仕方も生まれてきた気がします。ちょっと緊張感がある日々を過ごしています。

 

 

 7月23日NHKラジオ「ママ深夜便」にでます。お悩みなど募集しています。
  https://www.nhk.or.jp/shinyabin/mama.html  

                                   (7月5日 記)

 

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