ぬぬ

 17日の金曜日は5歳児と、西丹沢・皆瀬川上流のペガススの家に行ってきました。例年、5歳児は一泊してきますが、今回は泊まりは控え、日帰りです。ペガススへは道が狭く、大型のバスは入れませんので、密にならないように、マイクロバス二台に分乗です。
 目的地に行って驚きました。この前の豪雨ですっかり川の流れが変わっていました。いままで30年も通った場所で、卒業生のキャンプも続けてきました。馴染んだ川筋も変わり、堰の段差はまったくなくなっていました。管理して下さっている方が地響きがして怖かったとおっしゃっていました。さもあらん光景です。自然界がこんなふうに変わっていくのを目前に見て、このところの災害のすごさの一端を想像できる気がしました。
 この日は雨が小止みになったかと思うとザーザーと降り、とうとう止むことはありませんでした。ですから川の流れが強いです。子どもたちは雨なんてなんのその、オタマジャクシを捕まえたり、カニを探したり、石を拾ったり、目の前のものばかりしか見ないのですから、もう、ヒヤヒヤでした。小さい子どもは軽いですから、水深が浅くても簡単に流されてしまいます。子どもたちより川下に傘を持って仁王立ちしていました。「なにやってんの?」と子どもに聞かれ「流れてきた子どもを捕まえるの」と返事。
 しかし、私はきっと捕まえて拾うことはできないだろうと思いました。だって、年寄りなんですから。流れてきたら覆い被さるように倒れようと決めました。身体を張るよりありません。長靴の中にまで水が入り、ぐちゅぐちゅ。ときどき脱いでジャーとこぼし、仁王立ち。
 寒かったせいか、カニはあまりとれませんでした。
 でも、一匹捕まえた子どもが「ぼくね、ぼくね、ほんもののカニはじめてみたんだよ!」と、まんまる目で興奮状態。カエルだって、オタマジャクシだって興奮状態。やっぱり自然の中であそぶ子どもたちは楽しそうですし、輝いていました。その姿を見ると、ちょくちょく連れてきたくなってしまいます。
11 身体の細い子は寒さがこたえて、五右衛門風呂で身体を温めました。火をくべっぱなしで、水を流しっぱなしにして密を避け、感染のないよう気遣いながらね。
 往復のバスはサービスエリアでの休憩を増やし、全員を降ろし、換気を増やしました。
 いろんな配慮をしながらも、やっぱり子どもの元気を保障したい。ある意味賭けのような緊張感がありました。無事に帰ってきて、親の手にゆだねたとたんに「お腹空いたー」と思いましたね。
 子どもたちが風邪とコロナにやられていませんように!

 翌日18日の土曜日は、今年度の「りんごの木夏季セミナー」をオンラインでやることにしましたので、汐見稔幸さんのお話を伺うために山梨県のお宅まで録画にうかがいました。お子さんたちが小さいときから、週末はこちらで過ごしたそうです。緑の木々に囲まれ、わき水が流れる素敵な所でした。教育や保育の歴史、そしてコロナが何を気づかせてくれたかなど、気になることをまるで家庭教師のように対面で話していただきました。すごく贅沢ないい時間!
 話し終わると汐見さんは帽子をかぶり草刈りをはじめました。このバランスすごくいいですよね。だから心身の健康を保てるのかもしれません。雨は止み青空になっていました。
 その翌日19日の日曜日は、大阪の木村泰子さんとズーム対談です。木村さんは「みんなの学校」というドキュメンタリー映画の大空小学校で9年校長をなさった方です。「すべての子どもの学びを保障するとは」というテーマでお話をうかがいました。たった5年ぐらいのつきあいですが、いつもは丁々発止で大阪弁と関東弁が行き交います。今回は画面上なのでちょっと控えめになった気がします。やはり身体全身でコミュニケーションはとるものなのかもしれません。とはいえ、こういう非常時にも、安心して話せる方法があるんですから、すごい時代ともいえます。
 そんなこんなに目まぐるしい日々でした。
 忙しいけれど、ありがたい充実した日々でした。
 とりあえず、このまま夏を突っ走ります!(7月19日 記)

 

 7月23日NHKラジオ「ママ深夜便」にでます。お悩みなど募集しています。
  https://www.nhk.or.jp/shinyabin/mama.html  

                                   

 

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