ぬぬ

 あけましておめでとうございます・・・と言いにくいような、新年の始まりです。天候もコロナも大暴れという幕開けです。
 関東はコロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言がでました。
 感染者が多くなりましたが、今回は学校、保育園等は開所を要請するとのことでした。でも、あっちもこっちもでているらしい。無視して保育するわけにはいきません。
 りんごの木は、横浜市では認可外保育施設と言われていますが、保育時間や長期休みは幼稚園に近いです。一月は7日から保育が始まる予定でしたが、その日が緊急事態宣言の出される日でした。今後の保育のやり方や保育者の気構えを十分に話し合ってから開始したいと思い、7、8日はスタッフのミーティングにあてて、連休明けの12日からの保育にしてもらうことにしました。かなり強引に保護者にご協力いただきました。もちろん、仕事や事情がある子に関しては預かりました。
 ふと、考えたのです。世の中一般的にはボス(一番偉い人)が決断して、それに部下が従う。そして、上司の決定に疑問とか持たないで、下の者が実行する。それが生きる上での常識のようになっていませんか? だから、質問や疑問を投げかけられても答えられないことが多い。「決まったことですから」なんて、わけのわからない言いわけしかできない。
 上の提案があったとしても納得いくまで話し合い、自分のものにしてから動くならば、みんなの意志決定になるのではないでしょうか?
 上も下もなく議論をして決定して行くならば、それがベスト。みんなで一丸となって取り組めます。
 そもそも保育の世界で言うならば、子どもや親に直接会っているのは現場の担任。園長は責任者ではあるけれど、生の子どもや親に責任を持っているのは現場人なのです。今回のようなことがあったとき、時間がないから慌てて見切り発車的に私が事を進めていくのはよくないと判断しました。ある意味、みんなで腹をくくらなければいけないような事態なのです。十分対話して、各自が自覚して保育にあたりたい。そのために休みをもらい、親に一日二日の迷惑をかけようと判断しました。納得いかない親たちもいたかもしれませんが、私にとっては大事な押さえどころでした。これって、保育や学校の指針で言われ続けている「主体的で 対話的な 深い学び」じゃあないですか! 子どもたちだけでなく、おとなたちだって実践です。
 話し合いの結果、3歳児まではどうしても食事をするリスクがあるので、しばらくは午前の保育に。4、5歳児はこの前まで3グループにしていましたが、さらに半分にして12〜13人の6グループで保育時間は以前と同じ午後2時までとしました。そして、どちらも半分くらいは室内、あとの半分以上が外で過ごします。
 どこも大雪ですが、横浜は雪ではない。しかし、すごーく寒い初日。昼頃には雪交じりの雨。いきなり試練です。今後の過ごし方に頭を抱えました。
 ところがです! 4、5歳児の保育の報告がこんなふうに書かれてきました。

 

 ひょうたん池に氷が張っており、全員大興奮。
 池の淵ギリギリを攻めて、自分の顔よりも大きなをGet。
『氷やさんでーす』『いちごミルクください』『はい!2,000円です!』 かなりぼったくりなかき氷屋さん。

 ただし、どの店も仕入れに必死で、売る気は全くなさそう。

 

 長靴で来ていたゆいちゃん。

 池の端を攻め続け、ドボンッ!

  腰まで浸かって、大泣き。
  みとも、片足突っ込み、半泣き。
「なんか、てがキンキンするよ」 真っ赤になった手を見て話すのは、あさちゃん。
 冷たい、寒いを感じることなく、夢中になれる

 氷の存在に感謝。

 

 お腹も空いてきたので、まんまる広場に移動。
 大きなシートと2本の棒、ペグを使って、

 即席テントを子どもたちと一緒に作る。
 お昼ご飯も、5人の子がテント、他の子は3枚個別シートで

 声をかけなくても、上手に距離をとって食べていた。

 

 どの子もそれなりに防寒してきたこともあり

 雨が降っても、1日を通して、よく遊んでいた。
 私自身、子どもたちの中にいることで、

 笑顔でいられることを改めて実感。
 たっぷり元気をもらって過ごしていこう! (記録 圭子)

 

 どんなときにも、子どもたち元気をもらいながら保育ってあるんです。
 こんなときだからこそ、子どもたちの姿が心にしみます。(1月12日 記)


 

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