ぬぬ

 またまた緊急事態宣言が出てしまいました。
 そんななか、その前日24日の土曜日、茨城県鹿島神宮近くの保育園にうかがいました。

「どうしますか?」と前日に電話で問い合わせをしましたが、

「部屋は全開、空気洗浄機があります。やります!」とのキッパリしたお返事。

 一昨年もうかがい、気持ちの通じる園長先生ですし、保育園の隣は雑木林、「確かに・・」と、車で向かいました。
 爽やかな快晴です。自宅から東関東自動車道を通り、懐かしい佐倉、成田と抜けていきます。佐倉には楽しい民族博物館があります。確か下駄や草履もあり、街を歩いたことを懐かしく思い出します。
 周囲は緑が美しく、自然が大きいです。潮来(いたこ)に入り、水郷地帯。水が豊かで田植えの光景も。
 年老いた母を連れて来たことがあります。菖蒲が咲く時期は人が多いようですが、寒い時期だったので人が少なく宿もすいていました。折角だからと水郷を船でゆられていたとき、母が「潮来花嫁さんは・・・」と歌を口ずさみました。母が演歌のような、民謡のような歌をうたったのは聞いたことがありませんでしたから、すごく驚きました。潮来というとこんなことを思い出すのですから、人間の記憶というのはおもしろいものですね。もう、かれこれ20年も前の話です。
 自然が豊かな景色になるほど、気持ちも緩みます。
 ほどなく園に到着、家から二時間半でした。
 みなさんマスクしています。けど、話しにくいでしょうからいいですと言っていただいて、マイクを握りました。
 このところ顔の上半分しか見えなくなってから、目の表情が頼りになっています。興味を持って聞いて下さっているかどうかは、まあまあ、わかります。けどやっぱり人相の半分ですから、マスクを外した顔を見ると意外な顔であることはよくあります。
 まあ、思うことをつらつらと話させていただきました。生の、対面での話しは皆さんを見ながら口をついて出てくることを言ってしまうので、私は気持ちいいですけど、ためになったか、よかったのか、よくなかったのかはよくわかりません。隣にいる園長先生が頷いてくれているから「まあ、いいか」です。
 終了後、園長の今後の活動の場を拝見するために、鹿島アントラーズのスタジアム近くに行きました。この日も試合が午後5時からあるそうです。次々と観客が赤いユニフォームを着て会場に向かいます。
 それを眺めていたら、ちょっと血が騒ぎました。私はスポーツ観戦をしたことがありません。でもその空気は毎年行っていた「富士ロック」に似ています。なんか、こういう刺激が欲しくなっちゃいそうでした。
 つれづれ626回で、身近なところの発見、特に子どもの感性は足元に十分ある。コロナで制約されているけれど、その原点に気づかされるありがたいことでもあるということを書きました。そして、その日の話しでもその事に触れました。だのに、急に思い出される開放されたときの心の高揚。「だから、みんな警戒宣言が出てもくり出してしまうのね」と、今まで批判的だったのに、妙に納得。おとなはいろんな体験をしてきたぶん、それを忘れる、もしくは、あきらめるのは大変なんですね。かといって、今まで通りとはいかないのですから、なるべく刺激を受けないように、自制するよりしかたないのかもしれません。
 帰りはこれまた夜景がきれい、ディズニーランドや観覧車がライトアップされています。レインボーブリッジは青く輝き、東京タワーも美しいかたちが天を刺して輝いています。ビルばかりの東京の街灯りもなかなかファンタジックです。(警戒宣言の発令後はライトは消されたらしいです)
 この日、旅をしてきた爽やかさがありました。ほどよい興奮と疲労を感じ、身体と気持ちが潤った感じです。
 閉塞感のある日々にも、やっぱり変化は必要なのですね。みなさんも爽やかになれるアクセントを見つけて下さい。まだ、辛抱の日が続きそうです。 (4月25日 記)

 

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