新学期始まって最初の一週間の長いこと。きっと、子どもたちもそうでしょう。
お互いに慣れ、日常になるまでは時間がかかります。
それでも、今のところ、泣き叫ぶ子が少なくて、順調な滑り出しです。
年々、親と離れてパニック状態の子は少なくなってきたように思えます。公園や子育て広場などで、子どもに慣れているからでしょうか?
預けられた体験がある子も多くなっているのかもしれません。
2歳児は言葉数が少なくて、静かです。言葉でコミュニケーションをとるのは、3歳をこえてからでしょうか。たんたんとひとりでやりたいことを見つけてあそびます。
寒い雨の日でも、外で水あそびに励みます。カッパに身を包み、じょうろに水を入れて‥‥。
寒さに鈍感? いえ、やはり、家の中より解放感があるのでしょう。
3歳児は、朝は賑やかです。テンションが上がっているのでしょう。声が大きい。
でも、一時間もすると、少し落ち着いてきます。
だれかが棚に乗ると数人が乗り始めたり、保育者がテーブルを滑り台に仕立てると群がったりします。周囲がちゃんと見えているのです。
どちらも、11時頃になると「おべんとうにしよう!」という子がいて、早弁が続いています。
午前中におやつがないので、お腹がすくのかもしれませんが、お母さんのお弁当が、楽しみでもあり支えでもあるのではないでしょうか。
4歳から入ってきた子どもたちもいます。でも、大半が3歳児から上がってきていて、さらに5歳児と混合なので、できているパターンに馴染むというのが楽なのでしょうか、自然と混ざってあそんでいます。
とりあえずはそんな様子です。
今のところ、物の取り合いをするほど、自分を出せてはいないようです。
まあ、緊張感がとれてきた頃にはトラブルも起きてくるでしょう。楽しみ!
ところで、まったく違う話なのですが、ニューヨークに住んでいる姪夫婦が、もうすぐ3ヶ月になる赤ちゃんを連れて来ました。
夫はフランス人です。
姪の出産話がびっくりでした。それでなくても痛いことに弱い彼女が、どうやって陣痛を迎えたか、興味津々でした。
なんと、痛み止めをして出産したというのです。
「あら、歯が痛いときには歯茎に麻酔するでしょ。それと同じ感覚よ。アメリカ人は陣痛なんか耐えられないわよ。自然分娩は少ないし、帝王切開が多い」と言います。
まあ、姪の話で、統計を見たわけではないので、世間話で聞いてください。
彼女は、初めの陣痛で「もう、だめ」と言ったそうです。
背中に痛み止めの点滴をするのですが、その針を入れるための麻酔もするから、痛くはないそうです。意識はちゃんとしていて痛くないだけなんですって。
医者が「力んで!」と指示を与えるそうです。
痛くないだけで、ちゃんと感覚はあるそうです。
もうすぐ産まれるときになって、立ち会っていた夫が自分と同じ「2」のついた日がいいので、もう少し待ってほしいと言ったそうです。
もう、1時間もすれば夜中の12時になるので、19日が20日になるのです。
医者も看護師もあきれながらみんなで四方山話。
12時2分に「さあ!」と言われて、踏ん張って、12時7分に赤ちゃんが産まれたそうです。
ちょっと、漫画みたいな話で大笑いしました。
それにしても、こんなにお産に対しての考え方って違うのですね。私の周りでは、自然分娩で、自宅出産の方が多いというのに。
この姪の弟の妻も、ニューヨークで出産をしました。
こちらは夫婦とも日本人だったからでしょうか、自然分娩で産みました。
産まれ方が違うと、何かが違ってくるのでしょうか? どうなんでしょうね?
育ちは生まれ方だけでなく、愛情のかけ方や環境、教育によっても違ってくるので、こうだからこうなると単純に言い切れないところが人間のおもしろいところでもあり、迷うところでもあります。
とりあえず、二人とも健康で健やかに育ってほしいと願いつつ、楽しみに観察させていただきましょう。(4月18日 記)
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