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暑い夏が続きもう秋や冬は来ないのではないかと思っていましたが、ちゃんと来ました。 この数日、急に寒くて、日なたを求めてしまうほどです。うそみたいですね。 山田さんとの出会いは、確か、私が保育雑誌の手伝いをしていたころに、意識の高い保育園ということで取材に伺ったように思います。その後、りんごの木を始めてから、小さな勉強会を始めた頃に講師としていらしていただきました。 一人で登ってきたのに、こんなにご馳走を担いで、なんて人だろうと驚いたのを覚えています。 もう、30年も前のことです。 でも、おっしゃいました。 「近所の反対運動などもあって、ここまで来るのは大変だった。血と汗と涙をだしきった」 それが、なんと16年後の今年、76歳にして、次の園を立ち上げたのです。血と汗と涙は再生されたようです。前にも増した木の温もりと、考えられた設備の園舎でした。 彼女の視点は決してぶれることがありません。太く、強く、突っ走り続けているのです。 私はお名前しか知らない保育界のすごい面々がおられました。 研究熱心な彼女は、たくさんの仲間を持っておられます。 周囲をキョトキョトしながら、自分がちっぽけに見えてきました。
家に帰って新聞を開いたら『「騒音」苦情 悩む保育園』という見出しが目に入ってきました。 子どものことにご近所とのトラブルはつきもの。まして、保育園、幼稚園など集団の子どもたちとなるとなおさら。少子化、待機児童という話題がしきりに伝えられる一方、現状は皮肉なものです。きっと、今日集まった方々も、こういう苦労をしながら太く、強く頑張っておられるのでしょう。
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