安田理央(やすだ・りお)
フリーライター、アダルトメディア研究家。
1967年生まれ
埼玉県出身
美学校考現学研究室(講師:赤瀬川原平)卒業
1986年より雑誌編集業務に従事。コピーライター業を経て、
1994年よりアダルト系フリーライターとして独立。
1995年、高田馬場に事務所ステレオタイプを設立。
主にアダルトテーマ全般を中心に執筆。特にエロとデジタルメディアとの関わりに注目している。
1998年には、妻子持ちでエロ仕事をする業界人としての苦悩をテーマにしたコラム「ムスメよ!」を週刊SPA!に連載し、話題を呼んだ。官能小説のアンソロジー「日曜官能家EX」
(イーストプレス)では、初めて小説にも挑戦(現在も「特選小説」誌にてセミフィクション連作小説「さる業界の女たち」を12年に渡って連載中)。
また1990年頃からゴールドマン、バクシーシ山下、カンパニー松尾らと親交を深めAV業界に関わりはじめ、1999年には「巨乳風俗ギャルプライベートSEX」(hmp)でAV監督としてもデビュー、ドキュメントタッチの「OPEN
AND PEACE」
シリーズ(2001年〜2002年
ムーディース)、全国の風俗街をレポートする「月刊日本全国オススメ風俗MAP」
(芳友舎)シリーズ(2003年〜2004年
全9作)、携帯電話のカメラで撮影した「業界初!携帯ムービーでAV撮りました!」
(2005年
ビッグモーカル)など作品多数。
「素人モデル図鑑」
(2001年〜2003年)などのWeb、
「サルシキ」 (2006年
ワニマガジン)などのDVD雑誌の撮影・コンテンツ制作も行う。現在は小林電人監督の制作を全面サポート。
さらに新しいタイプのデジタルカメラマンとして写真集「OPEN&PEACE
風俗嬢ヴァイブス」
(1999年
メディアックス)、 「デジハメ娘。」
(2003年
二見書房)も発表している。
2006年の著書「エロの敵」
(雨宮まみと共著
翔泳社)では、エロメディアの歴史、そしてエロメディアが現在直面している問題などをルポルタージュし、ジャーナリスティックな一面も見せた。同書は100以上のblog、雑誌、新聞などで紹介され、高く評価された。
その他の著書としてデジタルカメラでのアダルトな撮影の魅力をいち早く提唱した「裏デジタルカメラの本」
(1997年
秀和システム)、日本全国の風俗街のルポ「日本縦断
フーゾクの旅」 (2004年
二見書房)等がある。
iiPhone、Kindle用電子書籍としては「安田理央のAVレビュー大全1987-2012」(2012年 Kindle)「45歳からのアニメ入門」(2013年 田口こくまろと共著 Kindle)、さらに食べ物、飲み物に関してのコラムをまとめた「安田理央のB級グルメ道」
(2010年 オフィスマイカ)など。
主な共著に「ネットトラベラーズ95」
(1995年
翔泳社)、 「オトナの裏パソコン」
(1996年
ジャパンミックス) 「20世紀のアダルトビデオ」
(1998年
アスペクト)、 「薬ミシュラン」
(2000年
太田出版)、 「サブカルチャー世界遺産」
(2001年
扶桑社) 「別冊宝島
100万人のアダルトビデオ」
(2003年
宝島社) 「ファントム」
(2006年
二見書房)「昭和・平成お色気番組グラフティ」(2014年 河出書房新社)等がある。
2009年には完全自主制作で「黄金期のエロ本を再現する」というコンセプトの元、DVDマガジン「No1
in
HEAVEN」を創刊。アダルトコンテンツとサブカル系文化人が入り乱れる内容で大きな話題を呼ぶ。2013年には「色と食」をコンセプトにしたDVDマガジン「ウララカ」を新たに創刊。
2010年、DJ TKD、柳下毅一郎、田口こくまろ、伊基公袁らとust番組「DAMMUNE」を放送。坂本龍一に絶賛され、大竹伸朗との対談のust中継を担当することになる。
2011年、アダルトビデオ30周年を記念し、40社以上のメーカーが参加するプロジェクト「AV30」の監修者を務める。http://www.av30.jp/
25年に渡って活動したニューウェーブバンドであるモデルプランツ(1984年〜2009年)、アコースティックギターとリズムボックスで80年代の名曲をカバーするリオ・ブラボー(2000年〜)を経て、現在は11人編成のハイパーロックンロールバンド野獣のリリアン(2010年〜)、フリーキーファンクバンドのRoswells(2012年〜)などのボーカリストとしての顔もある。
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