LET L-23 スーパーブラニク

L-23 JA2482

  22年もの長期間にわたり生産されたL-13ブラニクの後継機として設計された。L-13との相違点は,フラップの除去、後退角のついた垂直尾翼とT尾翼や2ピースの風防などであるが、他にもコクピットの居住性や視界向上が図られている。翼端は下方に折り曲げられたスキッドと兼用の翼端板になった。風防は、前席は横方向に後席は後方に開く。

  最近、さらに改良がなされ、左右に1m延びる着脱式の延長翼や1ピース化された風防などである。延長翼を取り付けることによって、滑空比は28から32に向上し、失速速度も60km/hから54km/hになる。しかし、制限速度が厳しくなり、超過禁止速度が250km/hから230km/hに制限されてしまう。

写真の機体は、東北学院大学体育会航空部所属のL-23(JA2482)。

・DATA

全幅  16.2m 乗員数  2名 失速速度  56km/h
全長  8.5m アスペクト比  13.7 初飛行  1987年
全高  1.9m 最良滑空比  28@85km/h 生産国  チェコ
自重  310kg 最小沈下率  0.82m/s@80km/h  
最大離陸重量  510kg 超過禁止速度  255km/h  

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