ASW19Bをベースに開発された15mクラスの単座機。15mクラスではフラップが使用できるので、サーマル内ではフラップを降ろして沈下を少なくし、サーマル間のクルーズではフラップをネガティブにして速度重視と状況に応じた飛行が可能になる。
派生型としては、主翼下面に空気吹出孔を設け抗力を減少させたり、水バラストタンク容量を増加したASW20B、ASW20Cがある。また、ASW20LはASW20の主翼に脱着式の外翼を取り付けることによりスパンが16.59mのオープンクラス機にしたもので、ASW20BLでは水バラストタンクが50l、ASW20CLでは水バラストは搭載できない。
仏センタエア社での100機を含め、762機が生産された。
写真の機体は、ASW20C(JA2345)。
・DATA
全幅 15m | 乗員数 1名 | 失速速度 65km/h |
全長 6.82m | アスペクト比 21.4 | 初飛行 1977年 |
全高 1.45m | 最良滑空比 43@120km/h | 生産国 ドイツ |
自重 260kg | 最小沈下率 0.59m/s@84km/h | |
最大離陸重量 525kg | 超過禁止速度 280km/h |