DG-101はスタンダードクラス機のDG-100をベースに改良した機体である。主翼にはわずかな前進角がつけられ、グラスファイバーとフォーム材によるサンドイッチ構造が採用されている。胴体はグラスファイバーのセミモノコック構造。脚は引き込み式の主輪と尾輪から構成されている。水バラストタンクの容量は100lである。DG-100との相違点はワンピースのキャノピーと操縦席まわりのレイアウトにある。DG-100を含めて327機が生産され、少数だが日本にも輸入されている。エラン社は1944年に創立され、スキーのメーカーとしても知られているが、1979年からはその技術力を生かしてドイツのグラサー・ディルクス社の機体をライセンス生産している。
写真の機体は、DG-101G(JA2377)。
・DATA
全幅 15m | 乗員数 1名 | 失速速度 60km/h |
全長 7.00m | アスペクト比 20.5 | 初飛行 1974年 |
全高 1.40m | 最良滑空比 39@105km/h | 生産国 セルビア |
自重 235kg | 最小沈下率 0.59m/s@74km/h | |
最大離陸重量 418kg | 超過禁止速度 260km/h |