現在のようなグラスファイバー製の機体が普及する以前の高性能スタンダードクラスの機体である。機体の構造は全木製羽布張りのオーソドックスなスタイルで、機首と翼端にはグラスファイバー製のフェアリングが使用されている。胴体は合板によるセミモノコック構造で、脚は固定式の単車輪とテイルスキッドである。
派生型としてKa6CRとKa6Eがあり、E型はオールフライイングテールである。総生産機数は1310機で、日本にも20機程が輸入されている。
写真の機体は、日本大学工学部滑空研究会所属のKa6E(JA2097)。
・DATA(Ka6CR)
全幅 15m | 乗員数 1名 | 失速速度 60km/h |
全長 6.66m | アスペクト比 18.1 | 初飛行 1955年11月 |
全高 1.56m | 最良滑空比 30@80km/h | 生産国 ドイツ |
自重 190kg | 最小沈下率 0.65m/s@67km/h | |
最大離陸重量 300kg | 超過禁止速度 200km/h |